2009/10/05(月)写真集に小物を活用
小物といっても、ブーケやアクセサリー類だけではありません。ウェルカムボードや会場の装花など、当日の雰囲気を伝えるのに有効なすべての被写体が対象です。
こうした小物類は、早めに会場に入って、人が少ないうちに押えておきます。
結婚式が始まったら、時間に限りがあるから、どうしても人物中心の撮影になりがちです。ウェディングケーキや各テーブルの装花などは、無人の会場のほうが自由に撮影できます。
誰もいない披露宴会場全体を押えておくのも忘れないようにしたいですね。超広角レンズの出番です。
テーブルの並びを撮るときは、椅子の上に乗って高い位置から俯瞰で撮影します。(誰もいないからといって、靴を脱ぐのを忘れないように!)
シャンデリアが豪華なら、仰角ぎみのカットも撮っておきます。対角線魚眼レンズで撮ればシュールな表現になります。こういうときくらいしか出番がないレンズだから、しっかり使い倒しましょう。
ご両家の控え室には大抵、家名の書かれた看板か行灯があるはずです。これも忘れずに撮っておきます。文字を合成するよりも画像で表現したほうが、写真集のまとまりがよくなります。
写真集に使われる文字は、ほとんどが英文です。日本語の文字は、全体のバランスを崩します。写真の中にさりげなく写っているのがミソですね。
披露宴が始まる前は、キャンドルに灯が点いてないことがあります。ひとつくらいならライターで・・というのもアリですが、勝手に点けるのもはばかられます。
本番になったらどの角度で何ミリのレンズで撮るかをシミュレーションしておきます。前ボケに使うか、キャンドルだけで撮るかを事前に頭の中に入れておけば、本番で迷うことはないでしょう。