2009/10/27(火)外国製の写真機材
最初に使ったカメラは、マミヤスケッチです。24x24mmのスクエアサイズで、135フルサイズの1.5倍余分に撮れました。自宅にあったのを譲り受けました。小学生のころの話です。
次に使ったのはミノルタのSR-1です。露出計は内蔵されていませんでしたが、レンズ交換式の一眼レフです。軍艦部には CHIYODA KOUGAKU の刻印が・・・
若いころは一眼レフに魅力を感じていました。レンジファインダーのカメラは、値段が高い割には機能性が低いという想いが強かったですね。一眼レフよりもニコンS3のほうが高いのが、不思議でなりませんでした。
それ以降に買ったカメラは、ほとんどが国産の一眼レフです。なぜか外国製のカメラとは縁がありませんでした。復活したコンタックスは、ヤシカ製です。ツァイスのレンズに Lens made in West Germany の文字が刻まれてはいますが・・・
それでもライカやハッセルには興味がありました。
写真界の大御所、木村伊兵衛氏は、「カメラは何でもいい」と言っていたそうですが、先生の愛機は?という質問には、「ライカです」と答えています。写真家にとってライカは一種のステータスでした。
カンボジア戦線で銃弾に倒れた報道写真家・沢田教一氏の遺品もライカでしたね。
やはりライカは、一度は手にしてみたいカメラの代表格です。実用するならMシリーズでしょうね。カメラというよりは「写真機」と言ったほうがしっくりきます。
フィルムの装填は面倒だし、超ワイドレンズは外付けファインダーという不便さはあっても、一眼レフにはない何か惹かれる魅力を持っています。
そろそろ銀塩フィルムが終焉に近づいています。M9の発売で中古相場が崩れるようなら1台手に入れて、いまのうちにアナログ写真を堪能しておいたほうがいいかもしれません。