2019/10/27(日)屋外の防犯ライトを検討する_4

 防犯ライトの電圧を下げるには二つのタイプがあります。3~12V をフレキシブルに変えられるのと、クリック式で電圧を切り替えるのとあって、どちらも千円以下で入手できました。

電圧を可変できる AC アダプター
[左のボリューム式は電圧によって左下のインジケーターの明るさも変わる]

 電圧を連続可変できるタイプは、小型モーターや水槽の水中ポンプをコントロールするのが本来の使用法です。LED ライトに使えるかどうか疑問でしたが、ちゃんと点きました。ボリュームを 3V より下に回すと電源 OFF となります。中間スイッチが要らないぶんお得です。

 クリック式は 3V~12V の7段階が選択できるようになってました。 12V にしたときだけライトが点滅します。12V は「ルーター用」と注釈がついていたから、そういう仕様なのかと思ったら、あれこれやってるうちに普通に点灯するようになりました。どうなってるんでしょう。(不思議です)

 12V のほかに常夜灯として利用できるのは 9V か 7.5V ですが、7.5V は光量が一気に落ちて豆球並みの暗さです。6V 以下では点灯すらしませんでした。9V で消費電力は半分以下まで下がります。やはり LED は白熱電球とは違いますね。 

 どちらも防雨タイプではないから、プルボックスに入れるなどの対策が必要です。電源部は安く買えても、周辺パーツまで含めると高くつきそうです。ライト本体は低電圧でも元は 100V の AC 電源です。安全対策は万全でないといけません。

2019/10/26(土)屋外の防犯ライトを検討する_3

 LED の 3W で明るすぎるとは、いかにも贅沢な話です。一般的に防犯灯は明るいほどその効果が高いはずです。それを抑えようなんて、間違ってやしませんかね。

 常夜灯はほんのりさりげなく…というのは、白熱電球全盛時代の古い感覚です。明るさを求めると、半日ほど点けっぱなしの常夜灯だけに電気代がかさみます。できれば 100W でいきたいけど 30W で我慢するか、なんてところでしょうね。 20W では便所の電灯だし、見栄を張って 30W にするのがせいぜいだったようです。

 玄関周りの照明がほんのりしているイメージが強いのは、全世紀の遺物なのかもしれません。ご近所の玄関周りが暗いのは、こうした事情が関係していそうです。北隣の玄関灯は 20W の蛍光灯です。灯具が壊れるまでたぶん変わらないでしょう。お向かいの玄関灯はほんのり明るい白熱球で、夜中になると消灯してしまいます。節電で就寝時に消してるのかも?(全然防犯じゃない)

 南隣の家は、玄関灯も門灯も消したままです。センサーライトを付けたからでしょうか? 前は車を駐車場から出し入れするときに点灯したので重宝したけど、いまは壊れてるのか点きません。敷地内に侵入されたときしか点かないように調整したのかもね。これはこれで防犯上は賢い選択だと思います。(真っ暗なところでいきなりバッ!)

 近くで明るい照明といえば、駐車場の出入口に立つ電柱の防犯灯と、やけに明るい我が家の玄関灯くらいです。風呂場のリフォームで余った透明ガラスのグローブを流用したため、玄関の常夜灯は市販の一般的な照明器具よりもかなり明るいです。(もう眩しいくらい)

 賊を寄せ付けないのは、暗い照明より明るい照明に軍配が上がるはずです。そこへ門扉を照らす LED ライトを追加したから、玄関周りは煌々としています。防犯カメラの画像を見ても明るいこと。これでは賊もおいそれとは近づけないでしょう。ウチの玄関が明るいからといって、近所迷惑にはならないと思います。なにも遠慮することはないのでは?

 とはいえ、電圧を下げることで明るさを少し抑えられれば、電気代の節約につながります。善は急げで、さっそく試してみることにしました。国内大手メーカーのは結構なお値段で、4灯キットの購入価格を超えてしまいます。ここはやはり格安の中華ものでいくことにしました。

2019/10/25(金)屋外の防犯ライトを検討する_2

 調べた範囲では、100V 仕様で 5W 未満のライトはなさそうだったので、12V 仕様で探すことにしました。将来、太陽光発電を導入した時は、そちらに電源を切り替えることも可能です。(まだ夢みたいなこと言ってる)

 大半が 5W 以上でしたが、ようやく 3W というのを見つけました。LED の 3W はそこそこ明るいから、十分実用できそうです。既設のライトと同じ電球色を選びました。駐車場は、道路側の防犯灯が昼白色だから一緒でもいいけど、カメラの映像は色温度の違う光が混在していたほうが色彩に変化があってきれいです。ちなみに駐車場の人感センサーライトは2灯とも電球色です。

12V LED 4灯セット
[各社から似たようなキットが出ているが製造元はひょっとして同じ?]

 ライトの構成は、AC100V を DC12V に変換する電源部と、3W ライトが4灯、それをつなぐ4分岐アダプターなどです。初めに購入したのは左のキットで、2m の延長コードが別に4本付いているのが、なにげにうれしいところです。この手のキットは専用コードのことが多いから、あるとないとでは自由度が全然違います。

 実際に設置してみたら、延長コードが1本分足りなくなりました。調べた限りでは延長コードの別売はなさそうです。よくありそうな2ピン式のコネクターですが、プラグの形状が独自仕様のようです。保護回路などない簡素なつくりだから、電圧が違う他のコードと接続できないようにしてあるんでしょうね。

 部品をあさっていて、手許にある変換プラグが使えることがわかりました。独自仕様の2ピン式を外径 5.5mm(内径 2.1mm)のプラグに変換できます。この規格は広く使われていて、防犯カメラの電源コードもこの方式です。延長コードや分岐アダプターなどの市販品がたくさん出回っており、接続部分の防雨加工さえすれば配線の自由度は一気に広がります。

12V LEDライトと変換プラグ
[左からライト本体、2ピン端子、変換プラグ、防水キャップ]

 DC12V 仕様の汎用 AC アダプターを使って、ライトを1台分離することにしました。外したライトの接続部分にはめる防水キャップまで用意されているとは、このキット、なかなか芸が細かいですね。明暗センサーがもう一つ要るけど、時間タイマーを併用してほかのライトと違う動きをさせることができます。

 延長コードが不足していた問題は、ライトを1台分離したことで解決しました。また足りなくなったら、今度はプラグ変換でしのぐつもりです。新たな問題といえば、3W でも明るすぎることですか。どうやって光量を抑えるか、揉んでみたいと思います。
OK キャンセル 確認 その他