2019/10/24(木)屋外の防犯ライトを検討する

 セット品の防犯カメラをよりワイドなレンズに交換する実験で、とりあえず2台を改造しました。異なるメーカーのカメラ各1台です。3.6mm を 2.8mm に交換する計画でしたが、最終的により広角の 2.1mm にすることができました。世界が一気に広くなって、予想外の結果です。

 玄関周りと駐車場は、夜間もカラーモードに変更しました。常夜灯や防犯灯があるから、赤外線 LED 照明のモノクロ画像よりもリアルでしっくりきます。玄関正面に据えたカメラは、以前から夜間でもカラーのままで、ほかのカメラもカラー化したほうがよいかも?と考えていたからです。

 道路側のカメラは、向いてる方向がわからないようにドーム型です。レンズは 2.8-8mm ズームで、一丁前にいわゆる PTZ(パーン・ティルト・ズーム)です。ズームレンズといっても実際にはアスフェリカルで、拡大縮小するとピント移動します。それをオートフォーカスで補正する仕組みですが、夜間モードだと赤外線 LED に照らされた近景の葉に引っ張られて、そちらにピントがいってしまい遠景はボケボケでした。

 こちらもカラーモードにすると、ピントは道路に合うようになりましたが、照明が足りないので薄暗い画像です。見えてるのは、門扉から漏れてくる玄関灯の明かりと、カメラの 5m 後方にある防犯灯にほんのり照らされた生垣だけで、ほかは真っ暗です。(なんか寂しいなぁ)

 では元の夜間モードに戻すかというと、あのボケボケ画像はもう御免です。そこで防犯を兼ね、屋外の照明をどうするか検討してみることにしました。外構に使う照明器具は、いろんな種類があります。予算の関係もあるから、国内大手メーカーのエクステリアものは外すとして、さてどれにしますかね。

 ソーラー式のライトは耐久性の問題があります。毎日、充放電を繰り返すから寿命はせいぜい2~3年でしょう。使用目的はセンサーライトじゃなくて常夜灯だから、ソーラーパネルはそこそこ大きくなります。電池はリチウムイオンの 18650 がよく使われていますが、パワーがあるだけに危ない電池です。火事にでもなったら防犯どころの騒ぎじゃありません。

 電気代がタダなんてフレコミにつられてうっかり手を出すと、後で痛い目に遭いそうです。常夜灯の電力は数ワット。やはり AC100V か DC12V の灯具が無難です。家の周りなら電源は取れるしね。

 試しに AC100V 7W のライトを1灯用意しました。インターフォンのある門扉あたりを照らしてみましたが、明るいですね。即撤去で駐車場に移転しました。車2台分のスペースを照らすのには十分すぎる明るさです。人感センサー付きならこれでもいいけど、道路側の電柱に付いてる防犯灯より明るいというのはちょっとね。人感センサーライトはすでに2灯付いてるし…

 奥ゆかしい我が家としては、7W どころか 5W でも明るすぎるくらいです。100V 仕様を諦めて 12V 仕様で探すことにしました。当面は AC100V から DC 変換するとして、将来的にはソーラーパネル+充電池でも使えます。ちゃちなパネルじゃなくて 100W 級+ディープサイクルバッテリーというやつね。(たぶん夢物語だわ)

2019/10/17(木)待った甲斐なしの 2.8mm レンズ

 深圳からようやく届いた 2.8mm M12 マウントレンズを既存の 3.6mm と交換してみました。結果的には、前に国内在庫で取り寄せた 2.8mm レンズと大きな差はありませんでした。フロントプロテクターのせいで、左右が大きくケラレます。

 超広角といっても 2.8mm 程度の焦点距離で左右が丸くカットされては、精神的に苦痛です。フロントプロテクターを外すしか解決方法はなさそうです。内部ユニットを少し前に出したせいで、フロントプロテクターに LED が当たり、ネジを締めたらガラスにヒビが入ってしまいました。この際、ガラス部分を交換することにしました。測ってみたら 49mm 径のフィルターがピッタリはまりそうです。

 レンズが少し奥に引っ込んでいるため、フロントプロテクターのガラス部分を撤去しても四隅がケラレます。やけくそで焦点距離がもっと短い 2.1mm レンズに替えてみました。このレンズは価格がちょっと高かったせいか、イメージサークルのケラレはありません。レンズの先端が前に出た関係で、フィルター枠によるケラレはわずかです。(枠をちょっと削ればなくなる程度)

レンズを 2.1mm に交換してみた
[左は既製品の 3.6mm 付、右が 2.1mm に交換してプロテクターを加工したもの]

 レンズが 3.6mm から 2.1mm に替わり、画角が一気に広がりました。レンズの先端が奥まっていると、焦点距離が長くてもケラレることがあります。この 2.1mm はレンズ先端が前に出る仕様でケラレが少なく済みました。なんでもやってみないとわかりませんね。これでいくことにしましょう。

 このカメラは、IE ブラウザ経由で各種設定を変えることができます。夜間モードは、モノクロにせずに日昼のカラーモードのままにもできます。赤外線 LED は点きますが、カメラ内部のコードを外せば点灯しなくなります。明暗センサーの機能を切ることも可能です。(前部ユニットのコネクターを2ヵ所外すだけ)

 夜間に赤外線 LED が点灯するとカメラの存在感が増して防犯効果が高まります。ただし、フロントプロテクターを外して1枚ガラスのフィルターに交換したことで、LED の光がもろレンズに干渉します。今回は赤外線 LED が点灯しないようにしました。前回の加工に比べて遮光幕を張らずに済んだぶん楽させてもらいました。

2019/10/15(火)深圳からレンズが無事届いた

 待ちに待った監視カメラ用のレンズがようやく届きました。しびれを切らしてこのブログでグチってから3日目です。グチる前にもう1日辛抱すれば履歴に動きがあったのに、それまで待てないのは修業が足りない証拠ですね。

 封筒(包装)を見た限りでは USPS(アメリカの郵便局)まで行った形跡はありませんでした。深圳の交換局でずーっと留まっていた雰囲気です。「国際郵便物(追跡バーコード)」というシールが貼られていて、それを剥がすと大きな穴が開いていました。小指の先ほどの商品だから、この穴から出せるかもしれません。

届いた封筒に穴が…

 試したら本当に出ました。輸送中に「盗掘」に遭ったのかい! と一瞬疑いましたが、中国の税関検査ってこんなものなのかも? それにしてもこんな穴ひとつ掘るためにひと月近くも掛かるなんて、たいがいにしてもらいたいですね。

 中国の販売元から取り寄せたのは M12 マウントの 2.8mm レンズです。国内に在庫がある 2.8mm はすでに入手済みです。それよりも鏡筒が長いものを求めて、わざわざ中国から取り寄せました。現物を比べてみると明らかに別物ですが、鏡筒の長さはほとんど同じで微妙な感じです。

 既製品のカメラユニットに装着した時に、レンズ先端が前に出るほうがフロントプロテクターによるケラレが少なくなります。四隅が少し欠ける程度なら、3.6mm から 2.8mm に交換する意味はあります。国内在庫の 2.8mm は、両サイドが大きく欠けるものでした。あと 1mm 前に出せればケラレが少なくなるはずです。

 カメラによっては設計がギリギリで、ユニットを 1mm 前に出すと赤外線 LED がフロントプロテクターに接触するものがあります。ユニットが前に出せない以上、レンズ先端を前に出すしかありません。これもせいぜい 1mm 程度までで制約があります。いろいろ試してみるしかなさそうです。
OK キャンセル 確認 その他