2019/05/01(水)冬を越したパッションフルーツ

 遅霜の心配がなくなった4月中旬から下旬にかけて、温室で育てたパッションフルーツの苗を定植します。屋外に放置した株は、冬の間にすべて枯死するのが普通ですが、今年は4株が越冬して生き残りました。新しい株に更新したほうがツル割れ病などのリスクがないのはわかっています。でも、せっかく生き残ったのだから、そのまま育てることにしました。

 去年育てた株はツルが数メートル伸びています。新芽が出ているところを重点的に残して、バッサリ剪定しました。5月中に新しいツルに着果すれば、お盆ごろに収穫できます。温室で育てた大苗と比べてスタートが遅い気がしますが、株元の幹が太いのでどこかで逆転する可能性が大です。初めてのケースだから、やってみないことにはわかりませんが…

 温室で冬越しさせた苗は、秋に着果した大株が中心です。例年は3月中に完熟して落果するのですが、今年はまだ実をつけたままです。暖冬だったのに遅いですね。たぶんヒーターが切れる温度を下げたからだと思います。凍え死ななきゃいい…くらいの考えでサーモスタットの温度を最低にしてました。温室内は寒い時で5~7℃くらいだったと思います。

 常時作動・常時録画の防犯カメラが増えた関係で、消費電力のベースが上がっています。温室のヒーターは 250W だからバカにできません。少しでも作動する時間を減らさないと、電気代を見て腰を抜かすことになります。去年の2月分は軽く2万円超えでした。(ギョギョギョー)

 今年の2月分は1万円ちょっと。家内の部屋の暖房が要らなくなった影響もあるから一概に半分以下とは言えないけど、かなりの節電になったのは間違いないと思います。屋外でも霜にあたったり幹が凍ったりしなければ越冬できることがわかりました。温室内であれば5℃以下でも苗が枯死することはないはずです。サーモスタットの設定温度は最低でも十分すぎるくらいです。

 一般的に気温が4℃以下になると霜が降りる確率が高くなると言われています。天気予報で言う「気温」は地上 1.5m の温度です。直射日光が当たらない風通しの良い場所で測ります。夜間の天気がよければ放射冷却で地表付近はもっと冷えるし、風がなければ結露して凍る可能性があります。植物の耐寒温度で「5℃以上」とあるのは、「霜にあたらない」という意味だと解釈してよいでしょう。

 サーモスタットの最低温度をもう少し下げられればさらに節電できそうです。交換すれば済む話ですが、サーモスタットって結構高いんだよね。次の冬が来るまでの宿題です。(巷でハヤリの言い方だと「令和最初の宿題」てなことですか)

2019/04/30(火)平成最後か令和か知らないけど…

 皆さん時代の流れに敏感なのかか商魂たくましいのか知らないけど、「平成最後の…」とか「令和最初の…」とか、紋切り型のキャッチフレーズが巷に溢れています。個人的には「それがどうしたの?」といった感想ですが、便乗して売上利益に結びつけようとする圧力は予想以上に大きいみたいですね。

 新元号が発表された日は、家の野暮用に追われていて、自分から進んでニュースを見る余裕はありませんでした。夕方、日が傾きかけた午後6時過ぎに、そうだ!今日は平日だから夕刊があったっけと思い出し、玄関ポストから夕刊を取り出して開いたら「令和」の文字が躍ってました。

 そうか、新元号は「れいわ」か「りょうわ」か知らないけれど「令和」ということをそのとき初めて知ったわけです。テレビのニュースで、しわくちゃになった号外を握りしめて「なんとかゲットできた」と歓喜にむせぶ人たちを尻目に、日本って平和だなぁと感慨に浸った稀有な一日でした。(私って変態?)

 キリスト教徒が1%いるかいないかの日本で、やれクリスマスだのバレンタインデーだの、信者でもない人が囃し言葉に踊らされ大騒ぎするするサマに、昔から違和感を抱いていました。近頃は、ハローウィンやボージョレヌーボーなど、マイナーな記念日に興じる人たちが増えました。ピーナッツブックでは、カボチャ大王がお菓子を配りまくるハローウィンを信奉するライナスは、メンバーから異端児扱いでしたよね。

 ま、いいじゃないの平和なんだから…という人がいますが、平和の時代には次の紛争と戦争の時代が潜んでいるものです。「平成は戦争のない時代だった」という人がいる一方で、戦争につながる下準備が着実に進んでいる気もしないではありません。紛争の解決手段に武力を使わないのが日本という国じゃなかったの?

 「ローラや安室は反日だ! そうだ、天皇も!」という人たちからすれば、きっと私も「反日」なんでしょうね。個人的には「反日」じゃなくて「半日」に近い生活なんだけど、凝り固まった人たちに何を言っても無意味かも…

 日本では宗教がらみの紛争や事件は少ないですが、海外ニュースを見るとほとんどが宗教がらみです。信教の自由は憲法でも保証されているから、何を信仰しようとそれは個人の自由です。問題は、それが唯一無二のものと信奉し、他者を排除しようとすることです。居もしない神を信じ(この時点で私は異端者?)、ありもしない天国や極楽を信じるのは勝手ですが、それを他人にも押し付けようとするのは越権行為じゃないですかね。

 とある皇族が西暦を使ったら天皇を軽視しているとバッシングを受けたそうです。いいじゃないの、西暦だろうが元号だろうが。自分の価値観、自分の思想と相いれないものは認めない勢力が、隠然としてこの国に居ることが、なんか宗教に凝り固まって紛争を繰り返す世界とダブって見えて仕方ありません。

 「象徴天皇」がどうあるべきかを平成最後(?)の天皇が検証してきたように、国民がこの国の「主権者」であることをもうちょっと考えていたら、今よりは少しマシな世界になっていたかもしれませんね。果たして「令和」への移行は時代のリセットになるでしょうか?

2019/04/13(土)今回のノラ猫はかなり手ごわいぞ

 昨日、ベランダ(というか物干し台)に出た途端に野良猫に出くわしました。いきなり逃げずにこちらの様子を伺っているふうでしたが、「コラッ!」と一歩踏み出したところで逃げ出しました。落ち着いているというか、かなりふてぶてしい感じです。

 耕したばかりの場所がすべて掘り返されています。施肥しただけでまだ苗を植えてなかったのが幸いでした。イノシシみたいに作物を食い荒らすことはまずないけど、植木鉢はひっくり返すわ、菜園に穴を掘るわで迷惑千万です。ウンコもするしね。

 進入路を探していたら、お隣の塀から侵入できないよう設置してある透明ネットが外れていました。大人の猫なら力任せで引っ張れば切られる可能性はあります。細いテグスで編んだネットだからね。早速リペアして、木の棒で補強しておきました。

 どうやって侵入したか、防犯カメラの映像をチェックします。ネットが外れていなければ侵入前、外れていたら侵入後とみて、時間帯を絞り込みます。ようやく犯行現場を押さえました。な、な、なんと! 侵入したんじゃなくて脱出する様子が映っていました。驚きです。

ノラ猫の脱出劇

 ネットに跳びついた後で体を大きくゆすってテグスを切ります。いつもは爪が引っ掛からないように用心しているのに、こういうときは爪を使ってぶら下がるとは、まさに変幻自在です。それにしても大胆というか乱暴というか、もうやりたい放題、なんでもありです。

 今日も昼食の間に侵入されたみたいで、菜園がまた掘り返されていました。ノラとしては、この庭は絶対に明け渡さないぞ!てなところでしょうね。(それはこちらの言うセリフだわ!)

 侵入路と思しきところをチェックして補強しておきました。次はそう簡単にはいかないだろうと、タカをくくっている場合じゃありません。あの乱暴さを見たら、透明ネットはすでに防御手段として効果が期待できないのは明らかです。とはいえ、ネコを相手に家を金網で囲うのもなんだしなぁ。
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