2018/09/09(日)マザボから USB ポートを増設

 新規に組み立てた PC のマザーボードには、USB ポートを増設するためのコネクター(内部ヘッダ)があります。USB 3.0(3.1 Gen1) と USB 2.0 をそれぞれ2ポートずつ増設できます。一般的にはケースに組み込まれた USB ポートにケーブルで接続するために設けられたものです。

 使用したケースには上面に2ポート分の端子があります。とりあえず USB 3.0 の内部ヘッダとつなぎました。USB 2.0 のほうが余っているので、もう2ポート増設することにしました。ケース背面に拡張ボード用のカバーが2個あります。そのうちの1つを使えばケースを加工せずに済みます。元々はグラフィックボード用です。PCI Express x16 スロットが1つあるだけですが、グラボによっては2スロット分占有するのでカバーが2つあるわけです(下の写真右)。

USBポートを増設
 PCI スロットカバーに取り付ける USB 増設ポート

 いろいろやってるうちに、ケース上面の USB ポートが使いづらい気がしてきました。USB ケーブルを挿すとコードが上向きに突き出た形になります。定位置に据えるとすぐ上の棚板と干渉して芳しくありません。L字型コネクターに変換するために延長ケーブルを使うのは、トラブルの原因になりそうです。そこでワイヤレスマウスのドングルを挿すことにしました。いずれキーボードもワイヤレスにする予定です。

 ワイヤレスと言えば、マザボは Bluetooth 5 にも対応しています。ところが、Bluetooth は OS が起動してから作動するので、OS が立ち上がる前の BIOS では認識されません。マウスもキーボードも使えないことになります。BIOS ? なにそれ? という人には無縁かもしれませんが、一応自作派を名乗る以上は BIOS の設定ができないのは困ります。ワイヤレスキーボードもやはり USB で決まりです。(これでドングルは2つ)

 となると、上面の2ポートは USB 2.0 で十分です。背面に増設するほうを USB 3.0 でいくことにしました。背面だと抜き挿しがしにくいですが、USB ハブを使って前に出せば問題は解決します。薄型のならケースの上に載せてもいいしね。

2018/08/28(火)マザボの USB 接続で落とし穴に

 新しいデスクトップ機に Windows10 を移し替える作業は、思っていたよりもスンナリといきました。パーツがなに一つ同じではないので心配していたのに拍子抜けです。その代わり、USB の設定がうまくいかず、少し頭を悩ませることになりました。

 マザボから直接出ているバックパネルの USB 3.0(3.1 Gen 1) は、4つとも正常に動きますが、ケース上面の端子2つが挙動不審です。マウスの動きがもっさりしてるのと、Blu-ray ドライブを繋ぐと認識されないとの警告が出ます。デバイスマネージャーをチェックしてもエラーは出てないし、ドライバーの更新をかけても改善されません。(困ったな)

 ケース上面の端子にマウスを挿したまま起動させたら、OS どころか BIOS 画面まで立ち上がらなくなりました。DEL を押してもダメ、ファンクションキーや他のキーを押しても前に進みません。BIOS が立ち上がる以前の問題ということは、こりゃきっとハード的なトラブルだわ。

 電源を落としてから AC コードを抜き、マザボの USB 端子に接続したケーブルを外します。ケースから出ているケーブルは USB 3.0 と USB 2.0 が二股になっています。2本とも外しました。あれぇ2本?… つなぐのは1本だけじゃないの?… 原因はこれでした。

 ケースにマザボを取り付けるときに、電源部やケースから出ているケーブルを何本かつなぎます。そのときうっかり USB ケーブルを2本ともつないでしまいました。マザボの USB 端子と二股に分岐した USB ケーブルが、ちょうどピッタリ挿せる並びだったのが落とし穴でした。何も考えずに流れ作業的にやったツケが回ってきた感じです。(バカな私)

 マザボによっては、外部 USB の端子が 3.0(3.1) と 2.0 のうち片方しかないものもあります。ケースの USB ケーブルが両方に対応できるよう二股になっているのは、親切な設計だと思います。ケースの説明書(というか図面)には、片方だけ挿し込むという注釈は見当たりませんが、自作するなら知ってて当然、ということでしょう。

 もちろん USB 3.0 のほうを接続しました。これで背面の4つと上面の2つの計6個が USB 3.0 で使えます。あと背面に USB Type-C がひとつ。拡張性がないケースですが、マザボの外部 USB 2.0 端子が空いているので、ケースを加工すればあと2つ増設可能です。天板の USB 端子はケーブルが上向きで使いづらいから、フロントに出しますか。ケースの外に出してもいいしね。

2018/08/27(月)使っていない Windows7 を利用

 新しくデスクトップ機を自作しました。前の PC の Windows10 Pro を新しいほうに移植したので、前の PC の OS はもう使えなくなりました。作動するでしょうが、ライセンス認証がされないので使い続けると不都合が生じます。

 前のデスクトップ機は、普段使っているノート PC にトラブルがあったときの非常用で、アップデートのために月に1~2回立ち上げるだけでした。大事なデータはありません。例によって無償版の Ubuntu でも入れておこうかと考えていましたが、ふと別のアイデアを思いつきました。

 パソコンのスペックを見ると、拡張メモリは DDR3 で 4GB となっています。いまさら DDR3 のメモリを追加購入する気はないから、次に組み直すまでこのままです。だったら今はもう使っていない Windowa7 Home 32bit 版でもいいのでは?と考えました。古いノートの XP をアップグレードするために購入した DSP 版です。32bit 版はメモリの最大容量が 4GB までです。

 Windows7 のインストールツールは Microsoft のサイトからダウンロードできます。今回は空の DVD-R メディアがどこに仕舞ったのやら見当たらなかったので、元本の DVD からインストールしました。HDD 内の Windows10 Pro はもう使えないから、そのままにしておいてクリーンインストールです。懐かしい画面が現れて、インストールそのものは 30 分ほどで済みます。ただし、そのあとのアップデートにしっかり時間が掛かります。(アップデートのファイル数は 123 個でした)

 この 32bit 版の Win7 Home は、最初は古いノートの XP をアップグレードするのに使い、次は家内の旧ノートがハングしたとき復活させるのに使い、今度が3回目の利用になります。それでも前の PC は既に使用を停止しているので、ライセンスの認証はすんなり済みました。

 Windows7 の延長サポートは 2020 年1月で終了となります。あと1年4ヵ月ちょっと。サポートが終了しても PC が動かなくなるわけじゃないし、予備機の延命策としてはよい選択だと思います。個人的には、おそらく ATX 規格のミドルタワーケースで組み直すことはもうないだろうと踏んでいます。これが最後のご奉公になるかも?

 新しく組んだ Mini-ITX のほうは CPU が INTEL の Coffee Lake-S だから、前世代とは互換性はありません。LGA1151 ソケットは形状は同じでも対応するチップセットが前世代とは違います。次世代の Core i 9000 番代は、まだ詳細が不明ですが、仮にソケットは同じでも電気的なピン配列が違えば互換性がないことになります。今回組んだ PC はたぶん1台限りの「一代限り」でしょうね。
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