2018/08/16(木)円大暴落への備えはやはり金か?

 久しぶりに「超人」先生の家におじゃましました。今年は猛暑のせいか、はたまた連作障害か、ゴーヤが不出来で届ける機会がなかったのですが、小ぶりで色が変わりかけでもいいというので持参しました。手土産というよりは惨状報告みたいなもんですね。

 国の借金をお札を刷ってる日銀が買い占めているようでは、いずれ経済が崩壊するかもしれません。第二次世界大戦で国債が紙切れになったのは、まだ 70 年ちょっと前のことです。明治維新で藩札が紙切れになったのが 150 年ほど前だから、そろそろ第三の崩壊が来てもおかしくない時期です。地震じゃないけど、経済危機や大恐慌は繰り返されてきたからねぇ。

 そんな話をしていたら、それと全く同じことを奥さんが言っていたそうです。どこかの新聞かテレビ番組で特集でもやってたんでしょうね。アベノミクスとやら現政権の経済政策に警鐘を鳴らす学者やメディアが少ないのは、前々からおかしいと感じていました。多くの経済学者は、事が起きてから「そらみろ」的な態度をとるものです。メディアに至っては付和雷同の権化です。

 では、その時に備えて資産をどう分散させたらよいのか、奥さんも加わって意見が百出です。円のほかにドルを持つか。でもトランプの一言でドルも暴落しないとは言えません。ユーロは抜け出す国が出てきて危なそうだし、ほかの通貨も世界的な恐慌には耐えられそうなのはありません。国(中央銀行)が発行する紙幣は、所詮は紙の証券と同じです。(仮想通貨に至っては紙ですらない)

 奥さんは、小銭(早い話が金属製のコイン)を貯めているそうです。確かに鋳つぶせば金属のインゴッドになります。現時点で額面に近いのは、アルミ製の一円玉ですが、では一円玉を何個集めれば経済危機に対処できるのでしょうか。台所の鍋釜のほうが手っ取り早い気がしますが…。(アルミの寸胴鍋に一円玉を一杯貯めるか)

 なんだかんだで、最終的に金(きん)だ!という結論に達しました。金に刻印したり、コインなどに加工したりしている国や企業はありますが、金そのものを独占的に管理している国や企業はありません。その点が、一部のシンジケートが管理しているダイヤモンドなどと決定的に違うところです。

 金と言うと延べ棒やコインを思い浮かべますが、少額の支払いには不向きです。千と千尋の神隠しでカオナシがパラパラと撒いていた、あの粒金くらいのが巾着にいっぱいあるのがよさげです。市場に流通している現物の金商品は、5g からあるそうです。今日の相場で言うと2万円ちょっとですか。日本経済が崩壊したときには万札は紙切れ同然だろうから、この 5g は貴重で重いはずです。

 金の相場が安い時に買っておくか、という話になりました。少しでも安く買いたいし、同じ金額なら少しでも多く持ちたい気持ちはわかります。でも、いま手持ちの日本円が紙くず同然になるとしたら、相場がいくら?というレベルの話ではない気がしますがねぇ。

 問題は、相場以前に金を買うお金がないことなんだわね。千坪の屋敷に住んでいても、税金に追われて手持ちの資金はほとんどないんだとか。土地がお金を生む時代じゃないみたいです。

2018/08/02(木)4K モニターと 4K テレビの違い

 この前の台風は風だけで、雨はほとんど降りませんでした。家庭菜園では、とうとう地植えのワイルドストロベリーまでが枯れ果てる始末です。ずいぶん前から実家のセキュリティー強化で防犯カメラを更新する計画でしたが、この暑さではとてもその気になれませんね。

 いつになるかはわかりませんが、その時には自宅の 23 型フル HD モニターを移設する予定です。実家にあるのは 17 インチのスクェアタイプだから、1080P のカメラをモニターするのには不適です。後釜に 4K モニターを入れるつもりで、いろいろ調べていくうちにいくつか問題が出てきました。

 まず第一に、PC 環境が 4K に対応していないこと。4K モニターにストレートで表示できるのは、あの非力な CELERON 搭載の INTEL NUC だけです(ひょっして実家に持っていくかも?)。デスクトップはグラボを追加しないといけません。CPU は旧タイプの Phenom II なので、そろそろ中身を更新するつもりでいました。当面グラボだけ追加してしのぐか、それともすべてリニューアルするか迷うところです。

 どうせなら 30 インチ以上の大型モニターにして、テレビ代わりに使うつもりでしたが、ここにも問題が潜んでいました。フル HD モニターと違い、4K モニターの場合は、ほとんどのソースを拡大表示することになります。4K 対応テレビは「超解像技術」とかいうアップコンバート機能で、拡大時のボケを軽減しています。ところが PC モニターの多くはこれに対応していないのが実情です。

 PC モニターをテレビの代わりに使う場合は、4K である意味がほとんどない(というか、デメリットのほうが多い)気がしてきました。いまのところドットバイドットで 4K 表示できるコンテンツはほとんどありません。地デジ放送に至ってはフル HD ですらないのが実情です。アップコンバート機能のない PC モニターで 4K 表示させるのは、かえって画質を落とすだけのような気がします。では 4K 対応テレビにすればいいかというと…

 テレビ放送はそこそこきれいに見えますが、パソコンとの接続が HDMI に限られるのが難点です。ごく一部の機種に D-SUB アナログ端子があるだけで、ディスプレイポートなんて今風の端子がついたのは皆無です。HDMI でつなげばパソコンからの表示ができないことはない…といったレベルのお話です。

 それと4K 対応テレビは最低でも 40 インチ以上です。最近の型では 43 インチ以上となります。PC モニターのように 20 インチ台から選べるという自由度はないわけです。我が家の場合は、40 インチ台が置ける場所は一ヵ所しかありません。以前ブラウン管式テレビが置いてあった場所です。(やっぱりテレビか)

 でも、ここに置くとしてもこちらの要望は PC モニターなんだわね。あとで悔しい思いをしないように、32 インチあたりを検討中です。無理やり 40 インチ台を置くよりすんなり収まるし、32 インチ以下ならほかの場所にも移動できます。PC モニターとテレビは所詮別モノと割り切ったほうがいいのはわかっていても、代用できるものはしたいと思うのは、家が狭いからでしょうね。

2018/07/09(月)猫の侵入経路は逃走経路と同じ?

 子猫を水鉄砲で追い払った後は監視カメラに姿を見せなくなったので、てっきり逃走したものと思っていたら、実は敷地の中に潜んでいました。物干し台はヤバイと見たのか、敷地のはずれにある物置の下をねぐらに決めたようです。一匹を庭で見つけたので追いかけたら、物置の下に逃げ込みました。

 物置は敷地のはずれにあるので、変な動物に居つかれてはいけないと、剪定した枝などで床下の隙間を塞いであります。長年ほったらかしにしておいたせいか、子猫が入り込む程度の隙間ができていたようです。まずはその隙間をチェックしておきます。じっと息をひそめて様子をうかがっていたら…

 出てきました。子猫が2匹です。やはり物置をねぐらにしていたようです。水鉄砲は持っていなかったので、とりあえず追いかけるふりをしてみました。一匹はお隣との境に、もう一匹はそこからは脱出できないとみて、ポチガードのアコーディオンフェンスのほうへ逃げていきます。ブロックを並べてガードしてあるので簡単には脱出できません。フェンスの端にあるわずかの隙間をググッと抜けていきました。もう必死です。

 自分の棲み処(縄張り)と決めたら、猫はそう簡単には諦めません。ここは自分の家だ!と思っているのは人間の勝手な考えで、猫に土地の権利書や登記簿を見せたところで何の効果もないでしょう。きゃつらには、ここはデンジャラスなところだよ!と、身をもって教えるしかないわけです。

 ここ数週間で、生まれたばかりの子猫はかなり大きく育っています。おそらく我が家の物干し台の下や物置の床下に潜み、夜のうちに母親から授乳していたのでしょう。もうそろそろ自立して生きていけそうなところまで大きくなっていました。古巣を忘れ難くて舞い戻ってくるのか、それとも新天地を求めてさすらうのか、しばらくは様子見です。

 敷地の周りはネットを張るなどしてガードしてありますが、完璧ではありません。必ずどこかに隙があります。ましてや子猫は数センチでも隙間があれば簡単にすり抜けます。見つけたら追いかけて、逃走経路が侵入経路とみて補強するしかありません。それでもまたどこか隙を見つけて侵入してきます。簡単には諦めないのが猫の習性です。

 猫の侵入に比較的寛容だったご近所も、最近ガードが厳しくなりました。いたるところに猫除けのネットが張ってあります。きっと悪さをされて我慢できなくなったのでしょう。ガードの固い我が家を狙うようになったのは、そんな周りの環境変化が関係していると思います。

 天敵も入り辛いから一旦侵入に成功すれば、もうそこは天国です。ウッドデッキの物干しや物置の下は隠れ家になるし、家庭菜園もあります。猫のために作ったんじゃないんだけどなぁ。とりあえずこまめに侵入経路を塞いでいくしかないようです。猫とイタチごっこじゃ洒落にもなりませんが…
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