2018/02/04(日)4K モニターの本命は 32 インチ

 これはあくまで個人的な事情からですが、テレビの代わりに 4K モニターを購入するとなると、画面サイズは 32 インチが本命となります。いま見ているテレビはブラウン管式の 21 インチです。大きさがいくつのモニターであれ、実質的な画面サイズはいまよりも大きくなりますが、世の中は大画面の時代です。では、なぜ 32 インチなのかというと…

 部屋がユニット家具で埋められているため、ポールの間隔(棚板の幅)が決まっているからです。内寸で 810mm。それより幅が広いモニターはポールの間に収まらないことになります。もちろん、液晶モニターは平ぺったいから、ポールの前に出せば置けないことはありません。でも、いまテレビが置いてある場所は、左右が出入り口になっていて、小さな子供が走り回ると引っ掛けて転倒する(テレビが!)危険性が大です。(きっと倒す)

 普通の液晶テレビでフルハイビジョンとなると、32 インチが最低サイズです。ちょっと前まではベゼルの幅が厚かったから 32 インチでもはみ出すテレビがありました。何度か検討したものの、サイズが合わなかったり、購入候補が型変わりしたりで、買い替えるまでには至りませんでした。(まだ映るし、ブラウン管が好きだし)

 デスクトップ PC が置いてある場所もポールの間は 810mm です。いまは 23 インチのモニターと一緒に並べています。27 インチは同じ棚板(デスク)の上には置けません。そのうち PC モニターでも 27 インチより大きなサイズが登場します。パソコンデスクはユニット2つ分あるから、32 インチのモニターにして、PC を隣のデスクに移せば、すんなりと収まります。買い替え対象はテレビからモニターに変わりました。

 実は今の棚板の位置は、いつでも置けるようにと 32 インチのグラフィック用 4K モニターに合わせてありました。資金が貯まる前に型が変わってしまいましたが、高さが変わってもユニット家具だから棚受けの位置を動かすだけのことです。変えられないのはポールの間隔、デスクの幅ですね。ユニット家具の宿命で、どこを向いても横幅は同じ規格です。

 ブラウン管式テレビを 4K モニターに替えようと思いついたのは、4分割してフル HD 画面を4つ同時に表示できる機種があったからです。LG の 42.5 インチだと、入力端子の数が多く、監視カメラの NVR 2台と PC 2台がすべて接続できます。問題は横幅が大き過ぎてユニット家具からはみ出ることです。【解決策】ユニット式だからバラせば済むことじゃん。(なるほど)

 ポールをなくせば壁に寄せられるので、転倒の危険性はほぼなくなります。その気になって、某カメラ系量販店にテレビのリサイクルで問い合わせのメールを入れました。「4K モニターはテレビと同じ扱いですか?」 品種が異なると運搬費が高くなります。返事を待ってるうちに販売価格が1万円も高くなってしまいました。しかもとうとう返事は来ずじまいです。(なんてこったい)

 ふと「超人先生」のいつもの言葉を思い出しました。「そういうときは"買うな!"ということだて」― お説に従って、もうしばらく様子を見ることにしました。おそらく次の型には HDR とフリッカーフリー機能がついてくるでしょう。そして横幅もユニット家具に収まる大きさに…(それはないか)

2018/02/02(金)4K モニターのスペックを考える

 デスクトップ PC の更新まで時間がありそうなので、先になるかもしれない 4K モニターのスペックをどうするか考えてみることにします。4K 放送はまだだから 4K テレビを買っても後からチューナーを買い足す必要があります。いま買うならモニターだと前回は書きましたが、本当に 4K チューナーを買い足す必要があるのでしょうか? というのも地デジで 4K 放送は予定すらないからです。

 そうなると 4K テレビでもよさそうな気もしますが、ここでは検討の対象外とします。手元にある地デジ /BS チューナーを使えば PC モニターでも現在の放送は見られます。裏番組の録画に利用する手もあるけど、いままでそういう使い方をしたことは一度もないので、多分これからもしないでしょう(現在 BS がないのと2台ある)。テレビ番組に対する執着心はホントなくなりました。

 テレビと兼用で使う場合、液晶パネルの方式はテレビによく採用されている IPS パネルが第一候補となります。視野角が広いのが特徴です。見る角度による色の変化が少ないためグラフィック関係でよく使われています。写真用語でいう「黒のシマリに白のヌケ」にやや劣るのが難点と言えば難点です。価格的に高めなので PC モニターでは少数派ですが、4K モニターに関しては採用される比率が高いようです。

 そのほかに 4K モニターを買うにあたってチェックしておくべきポイントを調べてみました。

【 HDMI 2.0 】― 4K で 60P(秒間 60 コマ)表示できる。HDMI 1.4 だと 30P。
【 DisplayPort 1.2 以上】― PC との接続用。1.2 は 4K で 60P。これから主流の規格。
【 HDCP 2.2 】― コンテンツの著作権をクリアして表示するために必要な規格。
【 HDR 】― ハイダイナミックレンジ。白トビを抑え黒ツブレを軽減する高画質技術。
【ブルーライト低減】― 肩こりや頭痛の原因とされる波長の短い(青い)光を一部カット。
【フリッカーフリー】― 画面のチラツキ(細かい明暗振幅)をなくす技術。

 これらをすべて網羅する機種は少ないですね。とくに HDR とフリッカーフリーは新しい技術なので、採用されていない機種が目立ちます。HDMI は 2.0 と 1.4 が混在だったり、規格が明示されていなかったりします。2.0 でも LEVEL A と B があって紛れの多い接続端子です。これからの規格として DisplayPort の数を重視したほうがよさそうです。少なくともゼロはいけませんね。あと USB3.0 ハブ機能や USB Type-C の有無なんかも要チェックです。

 画面のサイズはピンキリですが、32 インチ以下の小型ならモニターの独壇場だし、55 インチ以上の大型ならテレビのほうに分があります。PC モニターとして使う場合は、作業デスクの大きさから 27~32 インチあたりまで。マルチモニターをまとめて4分割画面で使うのなら、21 インチの4倍で 42 インチという選択もありでしょう。それ以上になると、もうほぼテレビですね。

2018/01/30(火)4K モニターにはグラボが必要?

 デスクトップ PC を最新の CPU で組み直すのは少し先になりそうです。ケースと電源部以外はすべて新しいパーツになります。HDD も OS が認証されて引継ぎが済んだら SSD に換装する予定です。実行に移すのは、どういう構成にするか、じっくり検討してからですね。

 パソコンの更新よりも 4K モニターのほうが先になるかもしれません。ブラウン管式テレビが壊れたら、次は 4K にするつもりです。まだ 4K 放送は始まっていないから、買うとしたらテレビじゃなくてモニターですね。後で 4K チューナーを買う必要があるのはどちらも同じです。フル HD までは現在使っているチューナーでカバーできます。

 パソコンとモニターを同時に出費するのはちょっときついですね。でも 4K に対応しているのは、頼りない Celeron J3455 の NUC だけです。ネットとメールくらいなら使えるでしょうが、画像処理なんかは無理だと思います。デスクトップの GPU はオンボードの G880 でフル HD までです。グラフィックボードを追加しないと…

 どんなグラボがあるか調べていて、不思議な言葉に遭遇しました。「マイニング需要」でグラボの価格が高止まりしているそうです。マイニングってなに?? どうやらビットコインなど仮想通貨に関係ある言葉のようです。ブロックチェーンの計算を手伝ってコインをゲットすることをマイニング(日本語で「採掘」)と言うんだとか。

 はしりのころは個人でも参加できたみたいですが、現在ではスパコンなどを導入できる資本力のある企業がほとんどのようです。個人から出資を募り、ゲットしたコインを分配する企業や団体に参加するしかないでしょう。こうしたマイニング業者が大量にグラボを買いこんでいるとの噂です。

 1台の PC に何個もの GPU を使うそうです。並列処理には、CPU の性能やメモリーの容量よりも GPU の数がものを言うみたいで、マイニング向けのマザボを使って5~6枚挿しもザラだとか(こりゃ驚いた)。それに使う電源部は半端じゃないでしょうね。スパコンを買えない業者は、これを何台も並べて処理させていると思われます。元々は、バラバラに存在する時間の空いたパソコンを何台分も束ねて計算させていたから、それを自前でやってしまおうというわけです。

 ビットコインのマイニングに相性がいいと評判の GPU は RADEON RX 470/480/570/580 です。ゲーマーに人気の GeForce GTX はどうかというと、新しく登場した仮想通貨に強いとの噂です。どちらもマイニング需要で高止まりの傾向は、しばらく続きそうな雰囲気です。(迷惑な話)

 個人的には、マイニングなどもちろんしないし、ゲームもしないので高速なグラボは不要です。1万円程度のローエンドのもので十分です。気になるのは、このクラスのグラボに近い性能のグラフィックチップを内蔵した CPU(APU) が登場する可能性が高いことです。そうなると、せっかく買ったグラボが無駄になってしまいます。4K モニターが先になったら、デスクトップの更新はしばらく後になるかもね。
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