2018/01/28(日)Windows10 はそのまま引継げる

 昔だれかが言ってたけど、パソコン選びで後悔しないのは、今日死ぬと分かった時に買うことだそうな。それほど日進月歩で変化が激しいことの例えだが、買ってすぐに死んでしまっては元も子もないのでは? ま、死んでしまえば後悔することもないか…

 人の命はいつどうなるかわからないが、おそらく今日明日に死ぬことはないだろうと踏んで、我が家の IT 環境をどうするか検討を続けることにしましょう。新たに購入した小型 PC(NUC6CAYS)があまりにも非力だったので、少々落胆しています。4コア4スレッドになったとはいえ所詮は Celeron。近頃の Pentium や Celeron は Atom の仲間が多いからね。

 それでも我が家の PC のなかで 4K モニターに対応しているのはこの1台だけです。もともとが 4K モニターに宣伝用サインを映し出すのが目的で作られたキットみたいです。それに Windows10 とメモリーをプリインストールした完成モデルが NUC6CAYS です。OS は OEM 版だから、この PC 一代限りの扱いです。常用しているノートも同様ですね。

 普段あまり使ってないデスクトップは Windows10 Proffesional 64bit です。DSP 版の Windows7 から無償でアップグレードしました。元に戻せる期限は過ぎていますが、タスクスケジューラーをいじって止めてあるので、多分いまでも戻せると思います。Windows7 の延長サポート終了まであと2年ほどだから戻す意味はないけどね。

 前回、AM3 から AM4 にすると OS も買い直しになると書きましたが、いろいろ調べてみたところ Windows10 をそのまま引継ぐ方法がありました。CPU をはじめマザボからメモリーまで、HDD 以外はすべて別のパーツに置き換わっても起動できるとは意外です。一般的に構成が大きく変わるときは、レジストリをいじって「全てのドライバーを有効」にしてからやるみたいですが、Windows10 の場合は Microsoft アカウントを取得し紐づけておけば、そのまま起動してライセンス認証も通るんだとか。

 そうなると俄然 CPU を最新のものに更新する意欲が湧いてきました。昨春から AMD の Ryzen がフィーバーしているとの噂でしたが、ソケットが AM4 に変わっていたのであまり興味を持ちませんでした。OS がそのまま認証されて引継げるなら話は別です。半月後にはグラフィックチップ(GPU)内蔵の CPU(APU) が発表されるそうです。アンテナを張っておかないと…

 Ryzen の登場で、お高くとまっていた INTEL も新しい CPU を手ごろな価格で投入しています。ただしソケットは従来通り LGA1151 となっていますが、電力供給の関係でチップセットが 300 番台でないと使えません。INTEL ってこういうの多いですね。従来のマザボでは使えない、新しいマザボに従来の CPU は使えないでは、ユーザーの混乱を招きます。本来なら別の名称にすべきだと思います。

 そんなことから、INTEL のは候補から外しています。その点、AM4 はしばらくの間、互換性が担保されているようです。少なくとも次の世代の Ryzen までは使い回しが利くでしょう。しばらくの間は AM3 でしのいでおいて、後から AM4 に乗り換えても遅くないと思います。慌てることはなさそうですね。

2018/01/24(水)最新の PC に Windows7 はダメ

 我が家の IT 環境をどうするか考えていて、いまある機材を再チェックしてみました。まだ動くものはなるべく使う主義だから、捨てずに残してある古い機材もあります。3年ほど前まで事務所でスタッフが使っていたノート PC は、リタイアしていまは使っていませんが、一応 Lubuntu を入れていつでも動かせるようにしてあります。

 XP 終了に伴ってこのノートに入れてた Windows7 Home 32bit は、家内が前に使っていたノートに流用しました。壊れた際に家内が新しいノートに買い換えたので、いまはジャンク扱いで私の手元にあります。回復ドライブもリカバリーディスクも作っていなかったため、クリーンインストールして再生しました。事務所で使っていたものの、一部のキーがちっとも反応しないなど、かなり醜い状態です。やむをえず、このマシンは廃棄することにしました。(合掌…)

 メモリーは 2GB が2枚挿してあったので、1枚引っこ抜いて常用のノートに追加しました。4GB が 6GB になって少しゆとりができました。個人情報保護のため HDD も取り外しました。東芝の 320GB ですが、何かの役には立つでしょう。廃棄となれば OS のライセンスもほかに使えます。パッケージ版だからね。

 ところが、最近の CPU は Windows7 が使えないみたいです。インストールできてもアップデートができないと言います。ごまかす手はあるようですが、仮にアップデートできたところで Windows10 への無償アップグレードはすでに終了しています。(昨年末までは無償でやれたらしい)

 まだ延長サポートが受けられる Windows7 が使えないなんて、Microsoft も罪なことをしますねぇ。早く Windows 離れしないといけません。事務所のデスクトップは、サーバー用にしようと LINUX の CentOS 7 を入れてあります。CPU は TDP 45W の Athron Ⅱ X2 240e です。古くは、家内の台所用 PC として私が組んでやったものでした。まだ使うつもりです。

 自宅のデスクトップも AMD 用の AM3 ソケットで CPU は Phenom Ⅱ X2 です。AM4 に交換して Ryzen か A12 にでもしようかと考えてましたが、OS も買い直すことになります。いまのマザボのままでアップグレードするとなると、中古の Phenom Ⅱ X6 を買ってくるくらいしか選択肢はなさそうです。TDP が高いから電気代ダダ漏れですね。

 監視カメラ用の CMS ソフトを動かしてみたら、Celeron J3455 よりは CPU 使用率にゆとりがありました。3.0GHz だけあって、シングルタスクではまだそこそこいけそうです。TDP 80W というのが引っ掛かりますが…(J3455 は TDP 10W だもんね)

 古い機材を引きずりながら IT 環境をどう再構築するか思案の日々です。毎回同じことの繰り返しで、なんだかんだ言ってるうちがきっと花なんだわね。

2018/01/17(水)Celeron はやっぱり非力だった

 監視カメラ8台の映像を CMS ソフトで一つにまとめようと、常時起動の省電力小型 PC (INTEL NUC6CAYS) を入れたのですが、ちょっとした壁にぶち当たっています。IP カメラ用に無償で提供されている CMS ソフトが重たくて、四分割画面表示で CPU がフル稼働の状態です(左側のグラフ)。これじゃあ8台分の映像を自由自在に操るなんて無理ですね。

デバイスマネージャーの画像

 単画面表示にすると CPU の使用率は 90% 前後に下がります(右側のグラフ)。それでもデフォルトの 1.5GHz をオーバーして 2.19GHz と、使用率 100% のときと同じ数値です。MAX の 2.5GHz 2.3GHz まではいってないけど、常にこの状態では負荷が高すぎます。J3455 は4コア4スレッドになったとはいえ、やはり Celeron は非力でしたね。旧式ノートの Core i5-2450M 2.5GHz(2コア)のほうはまだゆとりがあります。

 もっと軽い CMS ソフトがないか、片っ端から試してみました。CPU 使用率が低いものは、特定のカメラが認識されなかったり、フル画面表示にできなかったりで、使い勝手が悪そうです。複数のレコーダー(NVR)を管理するソフトもいくつか試してみましたが、手元にある NVR 自体が認識されませんでした。IP アドレスとポートはわかってるし、ping を送ると反応するんだけどね。管理方式が違うみたいです。

 こうしてみるといま使ってる NVR は偉いもんですね。ラズパイに毛が生えた程度の基盤に LINUX 系 OS と制御ソフトを載せて、1080P の IP カメラ4台を自在にコントロールしています。それ専用だからでしょうが、1TB の HDD と IP カメラが1台付いて2万円程度で買えてしまうのは驚きです。

 VGA 切替器を入れてからは、NVR 2台を切り替えてモニターに表示しています。4チャンネルの NVR だから一度に表示できる映像は4台までですが、スイッチを押すだけで簡単に切り替わります。一度に8台全部を表示できなくても、これで十分な気がしてきました。

 さて、購入した INTEL NUC をどう活用しましょうかね。モニターのヒンジはグラグラでもノートはまだ健在だし、日ごろ動かしていない予備用のデスクトップもあります。TDP 10W の省電力を生かしてサーバーにするなら Windows10 プリインストール版にせずに、ベアボーンで LINUX にしといたほうがよかったのかもしれませんね。 
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