2018/01/12(金)VGA 端子の不足を切替器で解消

 デスクトップ PC の隣に据えてある 23 インチモニターは、接続端子が HDMI、DVI-D、D-Sub 15 ピンの3種類です。それぞれ1台だけ接続できます。従来は、デスクトップを DVI-D につなぎ、HDMI にはデジタルチューナーをつないでいました。D-Sub 端子は余りです。

 監視カメラの NVR が2台増えたために接続端子の数が不足しました。NVR と接続できるのは、HDMI か D-Sub 端子です。どちらも一つしかないので、デジタルチューナーを外して対応していました。今回、小型PC の NUC6CAYS が加わったことで、NVR が1台ハバチョになります。

 モニターをもう1台増やせば解決しますが、ブラウン管式テレビを 4K モニターに替える話もあって、なかなか踏ん切りがつきません。そこで考えついたのが端子の切替器です。一つの入力端子に機器を2台つなぎ、スイッチでAとBを切り替えてモニターに表示します。これならいちいちケーブルをつなぎ換えなくても済みます。

 分配器というのもありますが、こちらは1台の機器から2台以上のモニターに表示するためのものです。作業用の小型モニターと大画面のプロジェクターを同時に表示させるときなどに使います。今回用意したのは、分配器ではなく切替器のほうです。電源を必要としないタイプを購入しました。

 「VGA コンパクト切替器」の D-Sub 15 ピン端子に、監視カメラ用の NVR 2台をつなぎます。全回路切替の双方向タイプなので、機器1台を2台のモニターにつないで切り替えることも可能です。今回の目的は NVR 2台の画像を切り替えて表示することです。いままでモニターのボタンを押して HDMI と D-Sub を切り替えてましたが、押しにくいのと切り替わる順番が一方向なのが難点でした。切替器のスイッチはA・Bの二つだけだし、押しやすくて便利です。

 ついでに HDMI の切替器も購入しました。こちらも電源不要で双方向切替が可能なタイプです。INTEL NUC とデジタルチューナーをつないで切り替えて使います。モニターでテレビ放送を見ることはほとんどないけど、フルハイビジョンで見たいときはこちらを使います。いくらアナログテレビの画像が好きでも、解像度を求めるときはフル HD に軍配が上がります。

 切替器はどちらも 2,000 円以下ですが、ケーブルをそれぞれ2本追加しないといけないので、なんだかんだで 6,000 円近い出費となりました。それでもモニターを追加するよりは経済的です。必要なくなったときに切替器やケーブルは引き出しに仕舞っとけるけど、モニターは畳んで仕舞えないからね。狭い我が家にはうってつけの解決策でした。

2018/01/09(火)NUC に SSD を取り付ける

 頼んでおいた内蔵用 SSD が届きました。OS がプリインストールされている eMMC は 32MB のうち 17.5GB が使用済みです。NUC を今後どういう用途に使うか未定ですが、とりあえず取り付けることにしました。

 NUC6CAYS には厚さ 9mm までの 2.5 インチ記憶ドライブが1台内蔵できます。取付ベイに SATA3 のコネクタが付いており、コードを用意する必要はありません。ただし固定用のネジは付いてないので、ドライブに付属してない場合は別途用意する必要があります。 VESA マウントアダプターのネジと一緒にドライブ用取付ネジも入ってました。

 ハードディスクは Windows 用にフォーマットされている場合がありますが、SSD は未フォーマットです。Windows10 を立ち上げても認識されません。「デバイスとドライブ」の画面で表示されている Windows(C:) はオンボードの eMMC です。間違えてうっかりこれをいじると OS がハングする可能性があるので要注意です。

 まず BIOS とデバイスマネージャーで SSD が正常にインストールされているかチェックします。異常がないのを確認したら、次に SSD をフォーマットします。「PC」を右クリックして「管理」を選びます。最初にパーテーションスタイルを聞いてきます。Windows10 では GPT がデフォルトになっていました。GPT は EFI のない BIOS では使えません。後々どういう使い方をするかわからないので MBR を選びました。

 管理画面には SSD がディスク0の名で表示されています。これをフォーマットします。容量が 120GB と小さいのでパーテーションは切りません。ドライブのところで右クリックして「新しいシンプルボリューム(1)」を選びます。あとは表示に従って「OK」していくだけです。ボリューム (D:) が表示されました。

 OS が入っている eMMC の容量が少ないため、これから増えそうなデータ用のフォルダーをDドライブに移します。「ドキュメント」や「ピクチャ」などですね。まずDドライブに空のフォルダーを作っておきます。次にCドライブの移動させたい項目の「プロパティ」で「場所」タブから「移動」を選んでDドライブのフォルダーに変更します。「ダウンロード」なんかも変更しておいたほうがいいでしょう。

 小型パソコン NUC6CAYS には VESA マウント用の取付アダプターが同梱されています。これを使えば 23 インチモニターの裏側に取り付けられます。問題は、接続端子の数が足りないことです。3つある入力端子はすでに埋まっています。今回のセットアップは、監視カメラ用の NVR から HDMI ケーブルを外して行いました。

 もう1台モニターを増やすか、それともブラウン管式のアナログテレビを 4K モニターに買い替えるか、悩ましいところです。(ホントは HDMI 切替器という安上がりの手もあるけどね)

2018/01/08(月)NUC6CAYS をセットアップする

 郵便受けを覗いたら封筒が届いていました。中身は頼んであった USB メモリーです。小型コンピューター INTEL NUC6CAYS の回復ドライブを作るために用意しました。OS は Windows10 Home 64bit です。OS はオンボードの eMMC 32GB にプリインストールされています。

 この機種は USB3.0 のドライバーが Windows7 に対応していないので、Windows10 か Linux になります。それなら OS 別売のベアボーンよりも最初から Windows10 がプリインストールされているモデルのほうがお得です。同じくプリインストールされている 2GB のメモリーはオマケですね。

 実際に使うかどうかわかりませんが、内蔵用 SSD も手配してあります。一日遅れて届くようです。時間があったので、OS のアップデートを先に済ませておくことにしました。導入画面では OS は最新とか表示されたけど、そんなはずはありません。Windows Update を開くと案の定、更新プログラムの山でした。

 回線が遅い関係で1時間ほど経ってようやく 84% まで更新が進んだところでした。突然エラーが出て更新作業は中止になりました。仕方がないので再起動をかけたら、暗黒画面と砂嵐の繰り返しで立ち上がりません。やむをえず強制終了です。(なんてこったい!)

 しばらく待って電源ボタンを押すと、今度は正常に立ち上がりました。とりあえずやれやれです。ところがアップデートを再開しようとしてもエラーになります。インターネット回線につながっていないとの警告です。そんなバカな、LAN ケーブルはちゃんとつながっているし、アクセスランプも点いているのに…

 無線 LAN がまだ設定していなかったので、こちらを試してみることにしました。11ac 対応だから 5GHz の SSID を選びます。再び Windows Update に戻ると、更新の初期化をしているとメッセージが出ました。どこまで進んだのか知らないけど、途中からやり直しみたいです。それでもいいわ、前に進めば…

 何回か再起動のあと、40 分ほどして Windows10 が立ち上がりました。デバイスマネージャーで異常がないのを確認してから、この初期状態で回復ドライブを作ります。一旦シャットダウンして電源を切りました。USB メモリーを挿してから電源を入れます。OS が立ち上がったところでウィンドウスキー + R で検索窓を出し、wscui.cpl と打ち込んで「セキュリティーとメンテナンス」を開きます。あとは「修復」「回復ドライブの作成」と順番に進めます。

 回復ドライブを作成するための準備は数分で済みますが、USB ドライブを選択して「回復ドライブを作成中」の画面なってからが長いです。ここで2時間ちょっと費やしました。USB 3.0 だからもう少し速いと踏んでましたが甘かったですね。作成作業全体では3時間ほどみとけばいけるでしょう。

 USB メモリーは eMMC と同じ 32MB のを用意しましたが、5.72MB しか使っていなかったので 16MB でもよかったみたいです。回復ドライブは保険です。使う機会がないことを祈るのみです。
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