2017/10/12(木)長年使った冷蔵庫がとうとう故障

 夕食の支度をしていた家内が、冷蔵庫の温度がおかしいと言い出しました。見ると冷凍庫の温度がマイナス6度です。普通は -18~-20 度だから、明らかに変です。デジタル表示の 10 の桁が消えてるだけかと思い庫内を調べたら、溶けかけているものがありました。こりゃ故障だわ。

 我が家には冷凍冷蔵庫とは別に冷凍食品専用の冷凍庫があります。ちょっとした小型冷蔵庫くらいの大きさです。どちらも冷凍食品でいっぱいですが、緊急事態だから無理やり専用冷凍庫に移動して詰め込みました。その気になって詰めれば入るもんですね。(やれやれ)

 買い替えるとしたら、台所の間取りからみて今と同じ幅 60cm 以下でないと収まりません。しかも冷蔵庫の扉はフレンチドア(観音開き)でないとオーブントースターに当たります。什器を動かせば片開きでもいけますが、では今あるものをどこにやるの?という事態に陥ります。

 長いこと使ってきたので、去年からフレンチドアの左側がきちんと閉まらなくなりました。冷蔵庫は湿気を帯びるせいかバネが錆びて切れてしまい、中のダンパーがバカになったため「手動」で押し込んでから閉めています。ちょっと不便ですが慣れてしまえば苦になるほどのことではないけどね。いつかほかのところにもガタが… なんて考えていたら、とうとう冷凍庫がアウトです。

 もともと心構えができていたこともあり、買い替えることにしました。冷蔵庫はまだ使えるみたいだし、冷凍庫は別に専用のものがあるから、このまま騙しだまし使う選択肢もありますが、(いくら冷蔵庫でも)冷や冷やしながら使うのは御免です。(ヘタなシャレ)

 さあどの機種にしようかと調べたら、ない! 60cm 巾で観音開きのものはほとんどないんですね。いま使っている東芝は、幅 65cm 以上です。このメーカーの WEB サイトは親切で、横幅から適合機種が選べるようになっていました。観音開きで横幅 60cm がないことが一発でわかったのは幸いです。別のメーカーを当たらないと…

 結局、フレンチドアで横幅 60cm 以下のものはパナのものしか見当たりませんでした。新旧2機種ありますが、価格的に一択です。機種が限定されているので、電気屋を回って品定めをする必要はありません。あとは納期とリサイクル品の引き取りです。価格サイトで低価格を競う販売サイトは、そのあたりに不安がつきまといます。こういうときは、実店舗のある通販サイトが安心安全です。

 写真業界でいう「Y」の通販サイトで注文しました。夜に頼んで明後日の納期です。時間帯の返答を電話で入れてくるそうです。「いまから 30 分以内」というのはいかにも慌ただしいから、その次の時間帯(45~75 分)を指定したら、ちゃんと電話が掛かってきました。真夜中でも返事をしてくれるみたいです。(なにもそこまでしなくても)

 ここで大型家電は買ったことはなかったけど、いまは地元に実店舗もあるし、藤沢さんとこだから信用しても大丈夫でしょう。いままで家電量販店で買ったときは、納品や工事は外注業者に丸投げでどこか信用できないところがありました。なんだかんだ言いながら工事屋が契約以外の追加料金を取ろうするのは、下請けを安く叩いて仕事をさせている証拠です。オプションや土産物屋のリベートで稼がないとやっていけない旅行業界と同じ体質ですね。

 さて「Y」はどうでしょうか?

2017/10/10(火)駐車場は常夜灯かセンサー式か?

 駐車場に設置したセンサーライトは調整が微妙で、とりあえず道路を通行する人や車に反応しないように、敷地内にかなり入り込まないと点灯しないようにしてあります。駐車場の奥にあるアコーディオンフェンスにたどり着く前に煌々と照らすから防犯には効果的ですが、車の乗り降りで点かないことが多いのは不便です。いっそのこと夜間だけ点く常夜灯はどうかと検討してみたものの、防犯の観点からやめることにしました。

 ほんのり点く常夜灯は、ドロボーに作業しやすいように明かりを与えるようなものです。侵入しようとした途端に明るいライトが点灯する… これがミソですね。そこで、敷地内に車や人が入った時点で、そこそこ明るい照明が点くような仕組みを考えることにしました。照明器具はスポットライトにして照らす範囲を駐車場内に絞り、通行人やご近所の迷惑にならないようにするつもりです。

 ネットで調べていて、利用できそうな人感センサーのパーツを見つけました。明るさにも反応するから夜間だけ作動させることも可能です。センサーライトについている感知器みたいな格好をしています。プルボックスかアウトレットボックスに組み付けて、入り口付近のパーゴラの柱に取り付ければ、かなり自由に感知範囲を制御できそうです。とにかく、道路を通る人や車に反応しないことが前提です。

 夜間に車を出し入れすることはあまりないけど、これから日が短くなると帰宅したときは真っ暗なんてケースが増えそうです。長男夫婦が遊びに来たときは帰るのがたいてい夜だし、駐車場を利用するときだけ点灯するライトを増設することにしました。防犯というよりは、自分たちの生活のための設備です。

 道路から敷地内に入るとまず駐車場だけ照らすスポットライトが点灯し、さらに奥のフェンスに向かうともっと明るい広域ライトが点灯する… 防犯上もよろしいのでは(と勝手に納得)。

 空き巣などドロボーはそれが「稼業」だから、この家を狙うと決めたらどんな手段を使ってでも侵入しようとします。掃き出し窓のガラスを割る手口が多いそうです。我が家はすべての窓が二重構造になっています。鍵がダブルだと侵入し辛いと考えるのが普通ですが、私は外側のサッシ窓のカギはかけないようにしています。ガラスを割られるよりは、内側のポリカブラダンの窓を壊されるほうが、被害金額が少ないからです。(どうせ侵入されるのなら被害が少ないほうがいい)

 一旦敷地内に侵入されると比較的簡単に家屋内にも入られてしまいます。いかに敷地内に侵入させないか(侵入をためらわせるか)が防犯の基本です。センサーライトも監視カメラも実力で侵入を防ぐ設備とは違います。心理的に「この家はヤバイぞ」と思わせるのが目的です。無視されれば何の効力もありません。

 いちばん効果があるのは光よりも音だそうです。近所迷惑にならない方法で音をどう活用するか、こちらも研究してみる価値はありそうです。非常ベルが鳴り響いても逃げない図太いドロボーに狙われたら、もう諦めるしかないけどね。

2017/10/08(日)監視カメラの規格の違いと互換性

 赤ちゃんやペットの見守りに使う家庭用のカメラは、たいていは単独で使用します。互換性の問題はあまり関係ないと思います。複数台のカメラをレコーダー(DVR/NVR)につなぐタイプは、カメラとレコーダーの方式が合わないと映らない可能性が大です。このあたりはきちんと押さえておかないと、買った後で泣くはめになります。

 初期の監視(防犯)カメラは、アナログ式のビデオカメラでした。画像の信号を同軸ケーブルで送ります。デジタルに換算したときの画素数が低く、30~50 万画素程度でした。現在では地上波デジタル放送や BS/CS 放送と同等の高画質のものが主流です。いわゆるアナログハイビジョンから、中には 4K に対応する規格まであります。

 既設の同軸ケーブルを使った配線をそのまま利用できるのも利点です。この方式の主な規格には、AHD(Ver.1.0/2.0)、HD-TVI(Ver.3.0)、HD-CVI、HD-SDI などがあります。このうち HD-SDI だけは 5CFB のケーブルが指定となっています。あとの規格は従来の 3C2V や 5C2V のケーブルが流用可能です。専門業者が HD-SDI を好んで扱うのは、ノイズが少ないことのほかに、配線工事も含めて差別化したいからかもしれませんね。

 国内で多く流通しているのは AHD です。開発元が規格をオープンにしたことでコストダウンが図れ、低価格のものが多く出回っています。ただし AHD には Ver.1.0 と Ver.2.0 があって、Ver1.0 は 1280x720px、Ver.2.0 は 1920x1080px です。レコーダーは上位互換となっています。つまり Ver2.0 のレコーダーには Ver1.0 のカメラが使えますが、その逆はできないので注意が必要です。

 AHD Ver.1.0 の機器には 720P とか 1300 万画素という表記が使われます。Ver.2.0 の機器は 1080P とか 200 万画素という表記です。Ver.2.0 には 1080N というのもありますが、これは本来 16:9 のハイビジョン画面を 8:9 に縮めて記録しておいて再生時に伸ばす方式で、画質は半分になります。Ver.2.0 対応でも低価格品はこの方式が多いので要チェックです。(中には 1080N のレコーダーに 720P のカメラ、なんてのも…)

 同軸ケーブルではなく LAN ケーブルで信号を送る方式もあります。いわゆる IP カメラと呼ばれるタイプです。デジタル信号をそのまま伝送するので、ノイズが少ないのが特長です。新たに配線するのであれば、こちらの方式がよさそうです。とくに PoE という機能を備えた機器であれば、LAN ケーブル1本で電源も兼用できます。

 このほかに WiFi タイプで LAN ケーブルを使わない方式もありますが、カメラの電源コードは必要だから完全な無線にはなりません。転送レートの関係で画素数を抑えたカメラが多いのも難点です。カメラのすぐそばに電源がないのであれば、有線 LAN にしたほうがベターでしょう。ウチは新規の設置だから、この LAN ケーブルで伝送する方式にしようかと考えています。

 LAN ケーブルで情報を伝送するデジタルハイビジョンは、ノイズが少なく画像が鮮明なのが特長ですが、タイムラグが発生するのが難点です。同軸ケーブルを使うアナログハイビジョンには、このタイムラグがありません。リアルタイムで監視し、録画中に再生を頻繁に繰り返すような使い方をするつもりなら、どちらにするかよく吟味したほうがいいでしょう。ウチの場合は画面の常時監視はしないし、何かなければ録画を再生することもないから、デジタルハイビジョンでいくつもりです。
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