2025/05/02(金)Windows XP を7に換えてみた

 トラブル続きの写真スタジオのパソコンは、もう 10 年以上も使い続けています。OS は Windows XP で、もちろんスタンドアローンです。

 メモリーエラーの可能性があり、現地での作業では時間的に制約があります。いったん預かって「入院」させることにしました。スリムタイプの PC ですが、結構重たかったです。

 用意したパーティションツールは、一見うまくいったように見えましたが、やはりダメでした。XP の起動が不安定になったので、空いている D ドライブに Windows 7 をインストールし、デュアルブートにして7側から確認してみると……

 拡張したはずの C ドライブはそのままで、未割り当てり領域が残っていました。この手の無料ツールはオオカミ少年や詐欺師ばかりのようです。

 不安定な XP とデュアルブートにしても無意味です。いったん HDD をフォーマットした後でエラーをチェックし、C ドライブに Windows 7 を再インストールしました。

 店の昇華型熱転写プリンターやスキャナーは、Windows 11 でも Photoshop 上で動くことは確認してあります。もちろん Windows 7 なら問題なく動きます。

 エラー原因を疑ったメモリーは何度もチェックをかけましたが正常のようです。C ドライブの空き容量をめいっぱい消費していた原因は何だったんでしょうね。

 ケースを開けたついでにホコリを掃除し、バックアップ用のリチウム電池を新品に交換して作業は終了です。百均の電池ですが数年は持つでしょう。

 プリンターのメーカーから供給されていたプリントアプリは、バックアップコピーして戻しておいたけど、専用ドングルを差す前の段階で特定の .dll ファイルがない、と文句を言っています。コピー防止で仕掛けがしてあったのかも。

 店にあるもう1台のパソコンから欠落ファイルを移設しようとしたら、こちらは外部メモリーへの書き込みが禁止になっていました。コピー防止が徹底されてます。(ここまでやるか?)

 Photoshop からプリントできるから、このアプリはあってもなくてもいいけどね。

2025/04/16(水)XP で C ドライブの拡張は不可

 C ドライブが満杯でエラーが続出していた写真館の Windows XP マシンを調べてみると、D ドライブは未使用でガラ空きでした。PhotoShop の作業領域を D ドライブに変更して復帰しましたが、C ドライブが満杯のままではこれから先が思いやられます。

 空いている D ドライブを縮小して、C ドライブとの間に未割当ての領域を作り、C ドライブを拡張すれば安定した運用が期待できます。

 ところが、この機能は Windows 7 からで XP は未対応でした。コマンドプロンプトから diskpart コマンドを実行し、extend コマンドを実行しようとしても C ドライブの拡張はできませんでした。

 サードパーティーのディスクツールを使うしか解決方法はなさそうです。この手のツールはユーザーの弱みに付け込んで、無償版を導入の窓口にして有償版に誘導するものがほとんどです。

 普段使っているデスクトップ機の HDD に何故か 12MB の未割当ての領域があります。Windows 11 ですが、ここを隣のパーティションに取込めるか試してみて、実際にできるかを判断しました。

 アプリの中には、無償版でもパーティションの拡張ができそうな宣伝をしておきながら、いざ作業に取り掛かると有償版を購入するよう案内が出ます。これって詐欺じゃない?

 そのたびにアプリをアンインストールするのですが、敵もしぶとくて、なかなか削除できないものがあります。こんなのに付き合ってたら、一生を棒に振るわ。

 Windows XP に対応しているか、XP 対応でも C ドライブの拡張ができるかどうかはアプリによります。XP は Windows 自体にパーティションの拡張・縮小機能がないのがネックです。

 とりあえず無償版でも使えそうなのを見つけたので、次回訪問した時に試してみたいと思います。パーティションをいじる作業はリスクを伴います。慎重にやらないとね。

2025/04/11(金)懐かしの昇華型熱転写プリンター

 空き容量不足で PhotoShop がハングした写真館は、古いプリンターとプリントシステムを動かすために Windows XP を使っています。世間には、古い機器のためにまだ現役のところが一定数あるみたいです。少し前までは Windows 11 の普及率といい勝負だったとか。

 もちろんスタンドアローンです。XP マシンをネットにつないでいたら一発でウイルスに感染してしまいます。XP は「三匹の子豚」の世界だとワラの家だそうです。

 PhotoShop は動くようになったけど、証明写真などを出力するアプリがエラーを起こすようになりました。空き容量が少ないために画像が開けないのが原因かと思いましたが……

 自動起動のアプリで Windows が立ち上がると同時に初期画面が現れます。ここで係員を呼べ!と警告が出て、アプリの元 CD を入れるよう案内が出ます。ひょっとしてプリンタードライバーがない?

 不要なファイルを削除するときに、間違って消してしまったのかもしれませんね。

 ところが、ない! 元 CD が見つかりません。出てきたのは別機種の説明書と CD 一式です。プリンターは昇華型熱転写方式で、型式は DNP DS40 なのに、店にあったのは同じ方式でもコニカ RC602 用でした。しかも CD ケースにシールが貼られたままの未開封品です。

 コニカはミノルタと合併してコニカミノルタになった後、2006 年に写真事業を DNP に譲渡しています。全くつながりがないわけではありませんが、ちょっと変です。

 いろいろ調べているうちに、コニカの昇華型プリンターは神鋼電機製で、そのペーパー・インクリボンを DNP が供給していた実態が見えてきました。当時は、印刷会社がなぜ?と不思議に思った記憶がありますが、そういう関係だったんですね。

 ネットでググったら海外サイトで DS40 のプリンタードライバーが見つかりました。マニュアルもありましたが英語版です。ひょっとすると、当時は合併のゴタゴタで、日本語版の説明書と製品版のメディアがなかったのかもしれません。(それにしてもコニカとは……)
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