2021/09/23(木)家庭菜園の蟻の巣を退治する方法

 駐車場の鉢植えにできた蟻の巣は、水攻めで撃退することができました。いままでとくに蟻対策はしてこなかったせいか、裏庭の家庭菜園は蟻の巣だらけです。いまでは木枠で囲んだ畝の中にまで巣ができています。

 虫の死骸や落ちた果実の始末をしてくれるので、蟻とは共存関係でいたいのですが、畝の中まで巣を作られたのでは放っておけません。全滅させるのではなく、巣の数を少し抑制する方向で対策をしたいと思います。

 鉢植え程度の面積なら水攻めでも対処できますが、家庭菜園とはいえ「畑」となると一筋縄ではいかなさそうです。かといって「蟻の巣なんちゃら」みたいな薬を使うのは、はばかられます。

 いろいろ調べていたら「アリメツ」が最も効果的と評価が高いのがわかりました。明治創業の横浜植木㈱が開発した自然由来の薬です。蟻が巣に持ち帰ることで、巣全体を駆除できるといいます。

 成分の主体は糖分で、それに 2% 程度のホウ酸が含まれています。これが蟻に中毒をおこさせ巣ごと退治する仕組みになっています。ホウ酸自体は人体にも植物にも無害です。ちなみにシロアリには効果がないそうです。(食べ物が違うから?)

 数百円で市販されていますが、主成分が糖分だから比較的安く自作できます。横浜植木のはホウ酸の含有量が 2% 程度と低めです。10% にした強力タイプの処方がネットで紹介されていました。

 10% を超えると蟻が警戒して寄り付かなくなるそうです。数%程度が無難かもしれませんね。近所の薬屋にアリメツは置いてなかったので自作することにしました。ホウ酸の単薬は売ってます。

市販のホウ酸で作ったアリメツ

 糖分は普通の砂糖でもいいけど、できれば自然素材に近いのがよさそうです。てんさい糖があったのでそれを使いました。ハチミツをちょっと足して、重量で約半分を糖分、ホウ酸は 6% にします。ひと包み 3g を2つと砂糖水を足して合計 100g です。砂糖は全部溶けてないからこれで飽和状態かも。

 そろそろジャンボ系ニンニクの植え付け時季です。肥料をすきこむ前に巣を退治しておいたほうがいいかもしれません。とりあえず畝とその周りに置いて様子を見ることにしましょう。

2021/09/22(水)鉢植えの蟻の巣を水で撃退した

 駐車場に置いてあるローレルの鉢に蟻が巣を作って住みつきました。水やりしようとしたら、穴のあいた土盛りから大きな蟻が出入りしてます。

 鉢の中に巣を作られたのは初めてです。ポリカの張り出し屋根がギリギリかかっている場所で、雨の影響が少ないせいかもしれません。周りはすべてコンクリートだし、蟻にとっては数少ない好立地なんでしょう。

 とりあえずポリカ屋根の外に移動させて様子を見ることにしました。雨がもろに当たってもひるむ様子はありません。それどころか一つだった出入り口の穴が、5つ6つに増えています。

 蟻の巣は複雑に入り組んでいて、少しくらいの雨で浸水することはないみたいです。水やりの際にジョウロの蓮口を外して勢いよく水をかけてみました。表面の土が崩れて、蟻が次々に跳び出てきます。それでも巣を放棄する様子はありません。

 無理に殺生せずに巣作りを諦めて逃げ出してくれる方法が最善策です。殺虫剤は使いたくないしね。しつこく水攻めを続けました。穴を壊してはまた作りの応酬です。

 このまま一進一退を繰り返していても解決にはならないと踏んで、強硬手段に出ることにしました。太めのペグで土を何か所か突いて、蟻の巣を物理的に破壊してから水をかける作戦です。

 これは効果がありました。2~3度続けたら、とうとう諦めて退散したようです。それでも何日かすると、前に出入口があった反対側に巣穴が開いていました。卵からかえるのに1週間から 10 日ほどかかるそうです。その蟻たちですかね。

 この巣穴もペグで突いて水をかけます。今回は巣が小さかったせいか、すぐ諦めて退散したようです。以来、蟻が巣を作ることはなかったです。学習効果かも。

 すぐ近くにパッションフルーツの鉢植えがありますが、こちらに引っ越した様子はありません。杉板を焼いてから組立てた長方形の木の鉢です。作ってからもう何年か経ちますが、本能的に火で焦げた素材を嫌うのかも。

 そういえば焼杉の鉢はコガネムシの幼虫の被害に遭った記憶がないです。3~4年で隙間が開いたり一部が腐食したりして補修が要りますが、虫対策をしなくて済むのは助かります。

 来年あたりから廃棄する鉢が出そうです。木製の鉢は解体したあと鋸で切って燃えるゴミに出せるのも利点のひとつです。これも SDGs ってやつですかね。

2021/09/17(金)ハンコなしで済んだ役所の手続

 人が一人亡くなると、後の始末が大変です。バタバタだった葬式が終わると、次は自治体の役所に行ってあれこれ手続をします。半日はかかります。

 健康保険証や介護保険証、印鑑登録手帳の返却など諸手続きが必要です。行ったついでに除籍謄本と住民票の除票も取得しておきます。これがないと年金などの手続ができません。

 コロナ禍で、年金事務所は予約制になってました。いくつか書類をもらって後日また出直しです。自治体の役所とつるんでるから、母親が亡くなったのはすでに把握してるはずです。それでも死亡届は出さないといけないことになっています。

 不思議に思った(というか驚いた)のは、自治体の役所ではハンコを一つも押さずに済んだことです。年金事務所で押したのは、一つだけでした。国が音頭をとれば、ここまで簡素化できるんですね。

 それに引き換え、郵便局の手続では何個もハンコを押さされました。預貯金のほかに郵便年金が何口かあって、解約申請と未払分の請求は別の書類です。なんだかんだで書いた書類は 20 枚近くあったと思います。その多くにハンコです。

 民間は遅れてますね。印鑑証明が必要な手続に実印が要るのはわかるけど、本人が自署した書類に「三文判でいいから」と捺印を求めるのはナンセンスです。いったいいつになったらこんな悪習がなくなるんでしょう。

 司法書士に不動産関係の調査を頼んだときも申請書にハンコを求められました。名寄せを依頼する先の自治体は、まだ「ハンコの世界」みたいです。

 区役所では一つもハンコを押さずに済んだ話をしたら、「へぇー」と驚いてました。国が旗を振ってもとりあえずなびくのは自治体止まりです。社会全体がハンコなしで済む世の中になるのはもう少し先のようです。

 かといって、民間企業からマイナンバーカードの提示を要求されてもなんだしなぁ。ここしばらくはハンコを押してしのぐことにしましょう。
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