2009/03/30(月)瞳のハイライトで特殊効果

 瞳が球体であることを立体的に表現するために、大きなディフューザーを使って、それを映り込ませる技法は、ポスターの撮影に慣れているプロの得意技です。

 この原理を使って、瞳に特殊な形のハイライトを入れることがあります。瞳孔の中心に放射状のハイライトを入れたり、猫の目のような形のハイライトを入れるやり方です。
 映り込むハイライト部分の形を変えるわけです。どちらかというと遊びの要素が強い特殊な表現といえます。見方によっては、テクニックの「ひけらかし」と言えなくもありません。

 瞳に自然なハイライトが入った写真は、普通のひとが見ても何の驚きもありません。ただ普通に自然に写っているだけです。実際には、この「普通に自然に・・」というのが、一番難しいのですが・・・
 特殊表現のハイライトは、一時の流行で、その場限りのサプライズです。原理さえ知っていれば、いつでも再現することができます。

 数年前に、スタジオ写真関係のフェアで、瞳に放射状のハイライトを入れるディフューザーを展示しているブースを見かけました。遮光された板に放射状のくり抜きがしてあるバンクです。
 「現品処分価格」になっていましたが、結構高めの値段がつけられていました。輸入物の激安ストロボを扱っている会社にしては、値打感がありません。
 ディフューザーだけ自作すれば、手持ちのストロボでもできます。買う人はいないでしょうね。

 道具だけ手に入れても、使い方を知らなければ宝の持ち腐れです。奇をてらった特殊効果を追い求めるより、まずは自然なハイライトを瞳に入れるテクニックを身につけるのが先だと思います。
 これができれば、あとは応用で何とでもなるはずですから・・・
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