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2008年08月08日の記事

2008/08/08(金)元祖RIFAの愛用者

 蛍光灯リファーが出る前の元祖リファーは、フィルムでの商品撮影には定番のライトでした。ハロゲンランプを使ったソフトボックスです。
 ねじ込み式は500W、差込ピン式は500Wか1kWのランプを使います。かなりの高熱になるので、耐熱性の特殊素材を使っています。価格は高く、10万円くらいします。ストロボ用のバンクでも大きいのはそのくらいするけどね。

 このブログにたまに登場する「酸化セリウム」の先生は、元祖リファーの大ファンです。普通はトップライトに使うプロが多いようですが、この先生は背景に使ってました。
 トップは、天トレ(上方にトレーシングペーパー)を張って、300Wのレフランプを使います。ランプの距離と傾き具合で光をコントロールできるからとか。リファーではできません。
 リファーは、白抜きバックの定番ライトとして愛用していたようです。天トレの照明とちょうどバランスがよかったみたいですね。

 この先生は、小さなブツ撮りのときは大抵レフランプを使います。ストロボでは細かい調整ができないからとか・・・
 照明設備はリファー以外は安ものばかりなので、撮影現場にはクライアントを入れないように、夜中にこっそり撮影していました。機材を見られては写真の値打ちが下がるからでしょう。

 レフランプのガラスグローブと同じように、光を微妙にコントロールできるならストロボでも構わないそうです。機材をケチっているわけではない!ということですかね。確かにストロボでは微妙なコントロールはできません。

 きっとこの先生、デジカメで撮ることがあっても蛍光灯リファーは使わないでしょうね。またレフランプと元祖リファーの出番です。
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