2013/01/01(火)科学の発達ほど人は進歩していない
ことしこそ寝正月を決め込んでいたのですが、そうのんびりもしていられません。実家や親戚の年始回りもあることだし・・・
事始は正月二日からというのが定説ですが、元旦からブログのスタートです。昨年(といっても昨日)、毎日更新の終了を予告したばかりなのに懲りませんね。「一年の計は元旦にあり」というから、正月早々ことしの抱負でも語りますか。
政権交代で、景気の回復を期待する声がありますがどうですかね。「カネは天下の回りもの」とは言うけれど、投入する資金は国債だから、効果が出なかったら残るのは借金だけです。カネは天下の「まわし者」という指摘もあります。
景気がよくなる、国民の所得が上がる、消費が増える、さらに景気がよくなる・・・というのが成功パターンですが、果たしてそのとおりになりますやら。デフレから脱却して物価が上昇する、でも国民の所得は上がらない、そうなると悲劇です。
ある外国の経済学者によれば、借金火達磨の日本国民が生き延びる道は、もっと子供を増やすか、耐乏生活のどちらかしかないそうです。収入がなければ我慢する・・・当たり前の話です。稼ぎがないのに借金して生活水準を維持しているのが、いまの実態です。
科学の発達で生活は便利になりました。寒ければ暖房、暑ければ冷房で快適に過ごせます。記憶をたどれば、子供のころにエアコンなんかはなかったですね。冬は火鉢かストーブ、夏は扇風機にあたる程度です。それでも人々は普通に生活していました。でも、もう一度そこへ戻れと言われても進んでそうする人はいないでしょう。それを提唱する政治家もいないし・・・
科学がどんどん発達しているのに、人間はちっとも進歩していないように思います。より楽な道へ、もっと儲かる方向へ向かうのが世の流れです。福島の原発事故は、それへの警鐘のような気がします。