2013/06/19(水)除草剤の使い方に注意

 今回使用した除草剤は、グリホサートというアミノ酸系の薬品です。葉から吸収して根まで枯らすというから、かなり強力です。
 地面に落ちた薬はバクテリアによって分解されるので、残留成分が少ないのが特徴です。畑にも使える代わりに、後から生えてくる雑草には効き目がないことになります。

 この薬品を開発したのは、ベトナム戦争で使われた、あの悪名高い枯葉剤を作っていた会社です。奇形児が生まれる原因になったとか、いろいろ噂されました。
 安全だと言われても、一抹の不安があります。アミノ酸系の薬品は土中で分解されるとしても、展着剤などほかの成分も含まれているはずです。残留成分がまったくゼロということはないでしょうね。

 この薬の怖いのは、健康被害よりも植物を枯らす威力です。むやみやたらに撒くと、薬のかかった植物は皆枯れてしまいます。フェンスからはみ出したお隣の植木にかからないようにしないと・・・

 ジョウロで撒くのは砕石を入れた駐車スペースだけにして、それ以外の場所は、スプレー式の容器を使うようにしました。
 これなら芝を枯らさずに、生えてきた雑草だけをピンスポットで撃退できそうです。どのくらい効果があるか、ただいま実験中です。

 遺伝子を組み換えて、グリホサートに耐性のある作物を開発し、その種と除草剤をセットで売るビジネスが盛んだそうです。
 うちの芝は遺伝子組み換えじゃないからねぇ。

2013/06/18(火)先生の余生は雑草取り?

 雑草に悩まされているのは、我が家だけではないようです。かの「酸化セリウム」の先生もその一人です。屋敷の敷地が千坪に、その周りには「農地」もあるから、我が家の比じゃないですね。

 訪ねると、大抵は草取りをしています。抜いた草を一箇所に集め、乾いたころに火をつけて燃やします。屋敷の周りは高い塀に囲まれているので、煙が屋敷内に充満して、蚊除けにはちょうどいいんだそうです。

 一人で草取りできるのは屋敷内がせいぜいで、「農地」のほうは草ぼうぼうの状態です。役所から雑種地に変更すると言われて、慌てて業者に頼んで草刈している状態です。

 先生は、畑仕事はせずに、庭のお守りに専念しています。先代のころは、柿の木の手入れから収穫まで一人でやっていたのに、屋敷内の草取りで終わっていてるようでは先が思いやられます。
 草を焼く火炎放射器みたいなバーナーとか、道具は揃っているのに・・・

 家には寝に帰るだけで、たまの休みにしか庭仕事はできませんが、せめて数十坪の空き地の管理くらいはしないと、先生に大きなことは言えませんね。
 火炎放射器はないけど、電動式の刈払機と除草剤を武器に、今年はなんらかの結果を出すつもりです。

2013/06/17(月)草刈と除草剤の使い分け

 半月前に電動式の刈払機で草刈したところは、新しい芽が出てきて青々しています。一方、除草剤を撒いた駐車スペースは、枯れ草色です。
 除草剤の宣伝にあった、「草刈は2週間もすれば元の状態」というのは本当ですね。では、空き地全体に除草剤を撒けばいいかというと、答えはノーです。

 アミノ酸系の除草剤が効くのは、いま生えている草だけです。根まで枯らす薬だから、多年草でもそこから生えてくることはないのですが、後から芽生えてくる別の草を防ぐ効果はありません。
 一旦、すべて根絶やしにしてしまうと、その後にどんな草が生えてくるのか未知数です。いままでよりしぶといのが生えてきたりして・・・

 昔、家内の親が植えたと思われる芝が、少しずつ勢力を拡大して、空き地の半分以上を占めるようになりました。普通の除草剤を撒いたら、たぶんこの芝も枯れてしまうはずです。

 いままで雑草には苦労してきましたが、ここへきて少し植生が変わってきたように思います。シルバーさんに頼んで、何回か草刈したからでしょうか?
 種ができる前に草刈をすれば、植生に変化が現れても不思議ではないと思います。

 ここですべてをリセットしてしまうのは危険です。芝以外の雑草を枯らす薬があるようですが、もう少し研究してからでないと・・・
OK キャンセル 確認 その他