2014/03/30(日)後悔先に立たずのバックアップ

 知り合いからパソコンが動かないと SOS です。ノートの Windows7 が立ち上がらないとか…
 メールの添付画像は BIOS の画面でした。OS が立ち上がらないので、あれこれ触っているうちに、この画面が出たようです。

 最初のエラー画面を改めて送ってもらいました。英語で、ブートできるディスクを入れて任意のキーを押せ!と出ています。つまりハードディスクの Windows7 が読めない状態です。
 HDD 自体を認識していないようなので、出向くことにしました。

 BIOS 画面で光学ドライブから起動できるように設定して、LINUX のひとつ Knoppix(クノーピクス)を立ち上げてみました。パソコン自体は正常みたいです。
 Knoppix で HDD をマウントしてデータを抜き出す作戦でしたが、HDD 自体を認識しないのでアウトです。

 ノートの裏蓋を開け、HDD を取り出して型番を確かめ、新しいものに交換することにしました。ネットでクグッたら同型の 500GB がまだ売っています。
 リカバリーディスクは作ってあったので、購入時の状態には復帰できそうです。問題は、その後に発生した個人的なデータです。バックアップはしてないそうです。

 ノートを床に落としたのが原因みたいです。ハード的に壊れた HDD からデータを抜き出すのは、その辺のレスキューサービスでは無理でしょう。
 「後悔先に立たず」とは、よく言ったもんですね。バックアップの重要性を再認識させられた一件でした。

2014/03/26(水)わかったようでわからない神宮参拝

 ここ数日は、天皇の伊勢神宮参拝のニュースがマスコミで採りあげられています。どこも触れているのは、「三種の神器」のうち「草薙の剣(くさなぎのつるぎ)」と「八坂瓊勾玉(やさかにのまがたま)」が、一緒に動座したことです。

 もうひとつの「八咫鏡(やたのかがみ)」は、伊勢神宮の御神体だから、神宮にあります。これで「三種の神器」が揃うことになります。
 ここでひとつ疑問に思ったのは、草薙の剣は名古屋市にある熱田神宮の御神体ではなかったか?ということです。どうやら皇居にあるのは、それのレプリカみたいです。

 草薙の剣は、壇ノ浦で平氏が滅亡したときに、幼い安徳天皇とともに水中に没して行方不明と聞いていました。どうやらこれもレプリカだったようで、これで長年の疑問が晴れたような気がします。
 ところで、核兵器のボタンを押すのは、三種の神器や天皇と共に海に身を投げた「二位の尼」みたいなタイプの人なんでしょうね。死なばもろとも、の心境です。

 天皇の神宮参拝に伴って、一般の参拝が規制されます。26 日は外宮(げくう)が終日、27 日は昼前後の時間帯を除いて内宮(ないくう)が参拝停止となるそうです。
 新聞には一般市民から、家内安全を祈願して毎年参拝しているのに残念だ、とのコメントが寄せられていました。

 家内安全? 神宮は個人的な願い事をするための宗教施設ではないのでは?
 伊勢市には何度か行ったことがありますが、信心のない者が参拝してバチが当たるといけないと思い、いつも外宮の鳥居の手前で引き返していました。
 願い事をするどころか、「おみくじ」も売っていないはずですがねぇ。

2014/03/23(日)消費増税前の駆け込み需要

 4月1日からの消費税増税前に買っておこうと、一部で駆け込み需要が発生しているそうです。どうせ要るもの、すぐ使うものは、いま買っておいたほうが3%得するとの考えからです。果たしてそうでしょうか?

 まず言えることは、「3%得する」のではなく、3%余分に払わなくて済む、ということです。この低金利の時代に銀行預金の利息はないも同然です。物に換えておいたほうが、勘定的に有利な場合もあります。その「有利な場合」とは?

 通勤・通学の定期券は、3月末日までに購入すると税率5%(従来運賃)のままのところが多いようです。いずれ買うのなら早めのほうがお得です。(しかも最大長期間で)
 そのほかに原則定価販売のものは、いまのうちに買っておいたほうがいいでしょう。ただし、図書券のように非課税のものは、4月1日以降も現行価格のままです。買い占めたらアホをみます。(買うなら現物の本です)

 変動相場制のものは、早めに購入するのが得かどうかは疑問です。増税後に売れ行きが落ちれば値引される可能性があるからです。
 Windows XP のサポート終了を間近に控えて、OS の乗り換え需要が増えています。その関係で販売価格は上昇気味です。アナログ放送終了のときの地デジチューナーみたいなことはないでしょうが、駆け込み乗車は危険です。

 消費増税が痛いのは、このあとずーっと税金が3%余分にかかることです。しかも2年足らずでさらに2%増しになるかもしれません。
 いま目先の3%分をしのいだところで、所詮は庶民のささやかな抵抗に過ぎないことを皆知っているはずです。それでも3月末のスーパーは、買い物客でごった返すでしょうね。
OK キャンセル 確認 その他