2015/11/25(水)そろそろパッションフルーツを室内に

 11月にしてはこのところ暖かい陽気が続いていましたが、ここへきて急に冷え込んできました。平年であればこれが11月下旬の気温だと思います。グリーンカーテンで活躍したパッションフルーツもそろそろ撤収して室内に移動する時期です。

 9月上旬から受粉した果実が 30 個以上も成っています。一部は少し色ずんできたものの、大半はまだ緑色のままです。2年目の株はかなり先端に成っているので、いま撤収するとほとんどを「見殺し」にすることになります。室内に取り込むには弦を3m以内に切り詰めないといけないのに、実の大半は4m以上先です。

 鉢植えの3株と地植えの1株が複雑に絡まって、室内に取り込むにはなかり手間が掛かりそうです。とりあえず、支柱を何本か撤去して、斜めに張った網が軒下にくるようにしました。何十センチかのことですが、気は心です。

 去年はお説に従って最低気温が 10 度を切る前、11月中旬には室内に移動しました。1年生の株だったので、10 個ほど実をつけたまま取り込むことができました。採りそこなった実のなかで色づき始めたのは追熟できました。

 今年は暖かい日が続いたので粘っていましたが、もうそろそろ引き時です。何個の実が助かるんでしょうか。

2015/11/23(月)すぐにやれる相続税の節税対策

 今年から相続税の非課税枠が変わって、いままで課税対象でなかった家庭でも相続税を払わなければいけないケースが出てきそうです。単純に考えて、非課税枠が6掛になりました。配偶者がなく子供だけで相続する場合は、かなり厳しい状況です。

 実際に住んでいる不動産資産は、そこに住み続ける限り減免措置があります。都心部でもない限り、普通の持ち家であれば、それだけで課税されることはないでしょう。「酸化セリウム」の先生みたいに千坪の屋敷に住んでいる人は例外ですが・・・

 問題は預金です。個人番号制度が稼働し始めると、銀行預金などはまとめて国が把握できるようになります。これが制度の大きな目的のひとつだから当然です。できればいまのうちに預金を別の形に分散しておくのが得策です。

 相続税の課税対象でも生命保険は、相続人ひとりあたり 500 万円までは非課税扱いです。非課税枠を超えるが大した金額でない場合は、実質的に非課税となるか、はみ出しても少額で済みます。被相続人本人が自分で自分に生命保険をかけ、受取人を法定相続人にするのがミソです。高齢者は一時払いとなります。90 歳まで加入できる保険会社もあるようです。

 もうひとつ有効な節税対策は「生前贈与」です。年間 110 万円以下なら贈与税はかかりません。ただし相続人が少ない場合は、長い期間を要します。毎年、贈る側と贈られる側とで確認書を交わすのが原則です。

 孫・ひ孫への「教育資金贈与」は、一人あたり 1,500 万円まで非課税です。結婚・子育てのための生前贈与は、ひとりあたり 1,000 万円まで非課税です。資産を一気に移動できて節税効果は大ですが、一旦贈与したお金は元に戻せません。親族全体のバランスを考慮する必要があります。

 ほかにも現預金を不動産資産に替えるとか、空き地にアパートを建てるとか、いろんな方法があります。でもこういう話には、不動産屋や建設会社などの「我田引水」的な臭いが漂います。今回の法改正で課税対象になる程度の家庭には無縁の話です。

2015/11/22(日)マイナンバー申請にいくつかのハードル

 今日、マイナンバーの通知カード(交付申請書も一緒)が届きました。おととい実家のそばの定食屋で昼飯を食べていたら、店の人が「今日からマイナンバーの配達が始まったそうだよ」と教えてくれました。近くに本局があるので、局の人がランチタイムに大勢来ます。そこからの情報ですね。その日は母親の通知カードは届きませんでした。

 私宛の封筒を開けてみると、家内のも同封されていました。世帯ごとにまとめて送っているようです。返送用の封筒も案内パンフレットも一部だけです。経費節減というやつです。交付申請書の裏面を見ると、顔写真を貼る欄があります。

 母親は一人で写真を撮りに行けないので、誰か付き添うか、自前で撮影するかしないといけません。郵便申請のほかにスマホやパソコンから申請することもできます。この場合は、顔の画像データを添付すればよいそうです。でも年寄には無理でしょうね。

 申請が無事済んだとして、来年1月以降に交付通知のハガキが来ます。指定された場所に身分証明書などを持って、取りに行かないといけません。その時に暗証番号を設定します。

 署名用の電子証明書は6文字以上16文字までの英数文字(英数混在が必須)で、利用者証明用の電子証明書などほかの3点は数字4桁となっています。少なくとも2種類の暗証番号を設定する必要があります。でないと個人番号カードは発行されません。(こりゃ母親には無理だわ)

 この前、銀行の人と話をしていたら、「マイナンバーは間違いなく個人の資産を国が把握するのが目的」と言ってました。そのうち預金があるだけで課税される時代がくるかもしれません。そうなったら、預金を下ろして現金で貯蓄する人が続出するだろうと、心配してました。

 現に老人ホームは預金金額によって負担額が変わりつつあります。個人番号の交付申請は、年寄にとってハードルが多いだけでなく、自分が入る墓穴を自分で掘らされているようなものかもね。
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