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2017年01月12日の記事

2017/01/12(木)当たるも八卦当たらぬも八卦

 ブログサイトのリニューアルを機会に、過去記事を読み返してみました。膨大な数なのでまだ一部だけですが、当時はこんなことを書いてたんですねぇ。希望に燃えて未来を予測するような記事もありますが、いまにして思えば「こっぱずかしい」限りです。

 予想の外れはいろいろあります。まず挙げるとすればワイヤレス USB です。スタジオでのデータ転送は、Wifi からワイヤレス USB に移行するだろうと予測しましたが、見事に外れました。ワイヤレスマウスなど似たような独自システムは存在するものの、正規仕様(WUSB)は完全に頓挫したままです。こんな事例はいくつもあります。

 デジタル技術は各社の思惑が絡むから、思ったような展開になるとは限りません。技術的には真っ当でも陣営の力関係で弾かれてしまうこともあります。オープンソースが原則の OS では、たとえ無償であっもライセンスを認めない場合があります。但し書きがある無償は「無償」でないという見解です。Ubuntsu の Adobe Flash がよい例です。

 過去の事例に対するコメントは、「当たらずと言えども遠からず」という側面があります。ただし未来の予測は「当たらずと言えども近からず」の傾向があります。いまトランプ氏がどうだとかいうのは、墓穴を掘る行為かもしれませんね。ひとついえることは、彼の行動パターンは類人猿のα雄と共通点が多いということです。それが将来的にどういう結果を招くかは、まだ未知数です。(むむ、未来は猿の惑星か…)

 昔から「当たるも八卦、当たらぬも八卦」という諺があります。所詮は科学的な根拠のない占いだから、当たらなかったからといって、それほど目くじらを立てるほどのこともないでしょう。日本にはそれを許す寛容の精神があります。神社でおみくじを引いたのは実は占い師だった、という話が「さざえさん」にありました。当たるも八卦、当たらぬも八卦、ということのようです。
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