2010/06/22(火)カメラは所詮「道具」

 写真のデジタル化で、カメラ自体がステータスの時代は終わりました。高級機でも2~3年、早ければ1~2年でモデルチェンジとなります。
 そんなにトレンドの期間が短いにもかかわらず、あえて高いカメラを持っているからこそステータスなのだ、と言えなくもありませんが・・・

 一般ユーザーから見て、現時点でステータスと呼べるデジカメは、Canon EOS-1D シリーズ、Nikon D3 シリーズ、LEICA M8/M9 シリーズ、そして今回発売された PENTAX 645D あたりでしょう。要するに、普通の人は買わない(買えない!)カメラです。

 カメラは写真を撮る道具・実用品と考えるなら、ほかに手頃な機種がいっぱいあります。ボディーに張り込むよりも、レンズや周辺機器にお金を掛けたほうが、写真撮影の幅が広げられます。
 自分が写真を楽しむために、その道具が必要かどうか?ですね。LEICA のレンズの味を楽しみたいというのなら、M9 を買うのも選択肢のひとつですが・・・

 私がいま欲しいのは、135 フルサイズのデジタル一眼レフです。手元にあるレンズがそのままの焦点距離(画角)で使えるカメラです。
 動画機能もライブビュー機能も要りません。画素数は A3 判出力を考慮しても 2000 万画素あれば十分です。1200 万画素程度でも構いません。ただし、予算は 10 万円まで。

 どうやら現実には、中古でも難しい要望みたいです。スペックを APSC に緩めた途端、いくらでも手に入るのに、135 フルに拘っているうちはダメでしょうね。
 ここは割り切って、超ワイド系レンズ+ APSC 機という選択が、現実的なのかもしれません。レンズを1本買い足すだけのことです。デジタル専用のレンズを!
OK キャンセル 確認 その他