2010/07/21(水)ミラーレス機の活用
ミラーボックスがないから、フランジバックが短くできます。ということは、135SLR 用のレンズは、マウントアダプターを介することで、ほとんどが装着できることになります。
すでに複数の企業から、マウントアダプターが発売されています。マイクロフォーサーズは、実際の焦点距離が大きく変わるのが欠点でした。APSC 機なら、1.5倍で収まります。35mm が実質的に 52.5mm の標準レンズとして使えます。
オートフォーカスは利かないし、自動絞りも連動しないから、速写性はありませんが、手元にあるレンズがよりどりみどり使えるのは魅力です。
ボディーサイズは無理して小さくする必要はないように思います。ミラーボックスがなくなった程度で十分です。小型化よりも、ホットシュー標準装備で、三脚座がしっかりしたボディーが欲しいところです。
このあたりをニコンが狙っているのでは?という声もあります。「酸化セリウム」の先生の御曹司が言ってました。「ソニーはαマウントを捨てた」なんて言ってるくらいだから、多分に希望的観測のフシがありますが・・・
SONY NEX シリーズは、小型軽量ボディーにふさわしい専用レンズが出れば、さらにヒットしそうな気がします。135SLR 用のレンズを中心に使うとなると、ボディーが小さいのがアダになります。(あの三脚座ではちょっと・・・)
常用するなら、現時点では 16mm F2.8 の専用レンズでしょう。俗に「パンケーキ」と呼ばれる薄型レンズです。135 換算で 24mm 相当の広角となります。
24mm というと、一般的には超広角に分類されていますが、自分にとっては「標準レンズ」みたいなもんです。若いころにニコンFに 24mm F2.8 を付けて、写真を撮りまくっていたので、目がそれに慣れてしまいました。
ほかのレンズも・・などと欲を出さずに、これ1本で使い倒すつもりなら、買いかもしれません。