2010/07/16(金)Windows 2000サポート終了

 アナログ放送よりも1年早く、Windows 2000 のサポートが今月13日で終了しました。セキュリティー更新プログラムの提供がなくなるだけでなく、OS 自体のサポートがなくなります。

 アナログ放送と違って、OS が動かなくなるわけではないから、テレビの地デジ問題とは性格が異なります。サポート終了を知らずに使い続ける人もいるでしょう。
 メインストリームは5年前に打ち切られ、その後は延長サポートとして継続してきました。それも終了です。

 同時に Windows XP SP2(32bit)もサポート中止になりました。こちらは SP3 にバージョンアップすれば、延長サポートが受けられます。64bit 版は終了対象外で、2014 年4月まで大丈夫です。(64bit 版に SP3 はない)
 初期の Vista (RTM)は、すでに4月でサポートが打ち切られています。

 OS のサポートが打ち切られても、そのまま使い続けることは可能です。セキュリティーに不安が残りますが、主流から外れたということは、狙われる可能性が低くなることの裏返しでもあります。
 マイクロソフトでは、新しい OS への乗換えを推奨しています。まともに動くマシンスペックなら、それが最善策でしょうが、そう単純にはいかないのが実情です。

 サポートが打ち切られたことで、様々なサービスの対応 OS から外れていきます。すでに Windows 2000 では利用できないアプリがいくつもあります。
 新しければ未対応のものがあるし、古ければ対象から外されるし、OS の切り替え時期は、いつも頭を悩ませます。

 今度マシンを更新するときには、Windows 7 になると思います。64bit 版を考えています。使えるアプリの数よりも、使える拡張メモリーの容量が多いほうが、画像処理には有利だからです。同時に Ubuntu 10.04 も入れないと・・・
 旧マシンは、Ecolinux で延命ですね。

2010/07/15(木)来年7月は地デジでパニックに

 ことあるごとにアナログ放送の終了を告知しているものの、視聴者の対応情況は、かなり進んだという話がある一方で、まだ低調との情報もあります。元々無料だったテレビ電波で、ひと商売しようとする勢力が暗躍しているのが、不審を招いているのでは?

 このままのペースでいくと、来年7月のアナログ波終了に伴い、かなりの混乱が起きる可能性があります。とくに、お年寄の世帯からは、ある日突然(トワエモアか!)、テレビが映らなくなったという、110 番や 119 番が相次ぎそうです。(警察や消防の対応策は?)

 我が家は、団結小屋に体を鎖で縛りつけて、CATV 会社による共同アンテナ回線の撤去に備えているころかもしれません。(三里塚が懐かしいなぁ)
 地デジ対応が遅れるようなら、アナログ放送の延長もあり得ます。CATV 会社が、早期契約で無料期間を設定しているのは、そうした可能性を見込んでいるのかも?

 いずれにしても、慌てて地デジ対応に走るのは考えものです。なかなか隣の柵に移動しない羊を気にしながら、早々に移動した羊からはしっかり毛を剥ぎ取るやり方に、警戒心を強めるのは当然でしょう。
 ま、映らなくなっても、所詮はバカ番組ばかりのテレビ放送です。実生活へのダメージは、我が家においてはほとんどないですね。(団結小屋に体を縛り付けるほどのことはないか・・・)

 テレビの普及期には、街頭や飲食店のテレビに大衆が群がったと言います。(力道山の空手チョップ!)
 アナログ波の停波でテレビ難民となったお年寄が、また街頭や飲食店に戻ってくるかもしれません。逆に、お金に余裕のあるお年よりは早めに手配して、プアな若者があぶれることもあり得ます。

 いずれにしても、アナログ波の停波で、置いてけ堀の人たちが出るのは、避けられそうにないように思います。そのどさくさに紛れて、ひと儲けしようとする人たちの暗躍は、まだまだ続きそうです。

2010/07/14(水)地デジがらみはブライダル業界?

 地デジ移行をダシに、ひと儲けを企んでいる企業があります。一般市民が専門知識に疎いことをいいことに、お金を掠め取ろうという魂胆が見え見えです。
 どこかブライダル業界の悪しき体質に通じるところがあります。本来は結婚する当事者が握っているはずの権利を奪い取り、自分達が利権を握りこもうとする姿勢は、そっくりですね。

 アナログテレビに地デジチューナーを取り付けなくてもよい代わりに、回線の使用料を徴収しようという発想は、貧困ビジネスとよく似ています。
 月額 1,050 円と謳いながら、半年か1年払しか受付けないのも不親切です。保険会社でも、まとめ払いには割引制度が用意されているのに・・・

 自分の有利な立場を利用して、利用者に不利な契約を強いるのは、独占禁止法に抵触しているのでは? 本来無料であるべき地デジ放送を商売のダシにしようとする姿勢には、嫌悪感すら覚えます。

 親戚の伯母さんの家は、共同アンテナですが、アナログ放送が終了したら、NTT の地デジ配信サービスを利用するそうです。もちろん有料サービスです。
 屋根に登ってアンテナを立ててあげるのも億劫だし、万一映りが悪ければ、とことん面倒を見るハメになりそうです。お金持ちの家だから、業者に任せたほうが無難かもしれませんね。(ごめんね伯母さん)

 我が家は、共同配信の配線を勝手に撤去されないように、団結小屋でも建てて徹底抗戦の構えです。(若い頃に援農に行った三里塚を思い出すなぁ)
 落城したときには断腸の思いで、団結小屋に自前で地デジアンテナを立てますか・・・

 「砦のうえに我らが世界、築き固めよ勇ましく・・・」(やっぱり旧タイプでしたね)
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