2012/03/26(月)賛否両論のK-01

 PENTAX ブランドで面白いミラーレス機が発売されました。K-01 です。マウントが従来の K AF2 というのがミソですね。Q のほかに中途半端な独自マウントを作らなかったのは、賢明な選択だと思います。

 世界屈指のデザイナー、マーク・ニューソンがデザインした、というのが売り文句のひとつです。有名デザイナーの「作品」には、賛否両論がつきものです。良い悪いではなくて、好き嫌いの問題ですが・・・
 性能がよくて使いやすければ、「さすが有名デザイナー」ということになるし、評価されずに人気が出ないともうボロクソです。

 K マウントの一眼レフと同じ感覚だと、EVF か OVF かはともかく、ファインダーがないことに違和感を覚える人は多いでしょう。リコーにはあるのに外付けの EVF すら用意されていない、との不満も聞かれます。
 背面の液晶パネルがあれば十分という意見がある一方で、ティルトができないのを嘆く人もいます。拘る点は人それぞれです。

 このカメラの最大の特徴は、位相差センサーを使わないコントラスト AF だということです。ミラーレスにするための条件のひとつです。子供やペットの動きに追随できる速さがあれば、一般的な撮影に支障はないでしょう。

 デザインについては、いろんな評価があって当然です。ひとつ言えるのは、ミラーレスにした利点をどう活かしているかだと思います。レンズをフランジ面の後ろに押し込んで、出っ張りをなくしたのはその一例かも?
 DA40mm F.8 XS をパンケーキならぬビスケットレンズと呼ぶ人もいるとか・・・

 ただしこのレンズ、発表前には K-01 以外のボディーには使えないとの噂でしたが、実際には K マウントの一眼レフに装着できるみたいです。ミラーボックスがないのを有効利用したわけではないようです。
 PENTAX の場合は、オールドレンズでもミラーアップして使うタイプはなかったから、この分野は未開拓です。ミラーレス専用の K マウントレンズが登場するかどうかは、K-01 の売れ行き次第でしょうね。
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