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2024年09月06日の記事

2024/09/06(金)運転免許証の更新ができないとき

 高齢者に運転免許を自主返納するよう圧力が強まっています。更新時に 70 歳以上の人は、自動車学校で講習と実技教習を受けた証明がないと更新できない仕組に変わりました。しかも免許証の有効期間は6年じゃなくて3年です。

 さらに 75 歳以上の人は、自動車学校などで認知症の検査や実技テストに合格しないと更新できません。75 歳未満のときの教習はテストじゃなかったけど、ここでふるいにかけられます。

 少子高齢化で自動車学校に通う若年層は減る一方です。高齢者の講習や実技指導を教習所に委託することで、それを補おうという施策でしょう。自動車学校は警察関係者の再就職先でもあります。

 「超人」先生は、運転免許の返納はしてはいけないと言います。自動車は高齢者の「走る車いす」なんだそうです。(言えてる)

 では、運転免許証の更新ができなかったとき、どうすればいいのでしょうか?

 普通免許を原付免許に変更することで、原付バイクに乗り続けることは可能です。原付免許に実技テストの義務はありません。視力も両眼で 0.7 以上じゃなくて 0.5 あれば通ります。

 ただし、原付バイクでは大きな荷物や重い物は運べません。食料品の買い出し程度なら利用できますが、ビールのケース買いは無理でしょう。宅配サービスでよく使われている3輪バイクは、原付の区分ではないので普通免許がないと乗れません。

 自転車は運転免許なしで乗れます。電動アシスト自転車で3輪タイプは、かなり積載能力があります。でも自動車みたいに離れた場所に気軽に行けないのが難点です。電動アシストとはいえ自分でこがないと進みません。すべて電動の「自転車」に乗るには運転免許が必要です。

 サポカーなど高齢者向けの一人乗り電動車は、歩行者の扱いで運転免許なしで乗れます。電動車いすと同じで、車道ではなく歩道を走ります。最高速度は速足で歩く程度です。遠くには行けませんね。

 なぜこんなことを考えたかというと、運転免許証の更新で視力検査が通らずにあやうく失効しかけたからです。眼鏡を作り直し、体調のいい日を選んで更新しに行って、幸いなんとか通りましたがギリギリでした。

 さすがに医者嫌いの私も眼科で精密検査を受ける覚悟を決めました。白内障のほかになんか原因がありそうな予感がします。
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