2024/09/29(日)悩ましいニンニクの植付け時期

 例年は秋のお彼岸過ぎにニンニク類を植付けています。ジャンボ系ニンニクと葉ニンニクです。9月下旬から10月上旬が植えどきですが、温暖化の影響でいつ植えるかの判断が難しくなりました。

 気温がある程度下がらないと発芽の条件が整わないのに、9月中旬になっても真夏日が続いてました。昔から「暑さ寒さも彼岸まで」と言うものの、この調子ではしばらく夏が続くのではないかと心配でしたが・・・

 えらいもんですね。お彼岸を過ぎたら少し暑さが収まり、にわかに秋らしくなってきました。それでも日によっては最高気温が 30℃を超えます。ニンニクの植付けは10月になってからとのんびり構えてたけど、例年通り9月中に植えることにしました。秋が来ないうちに寒くなるのを警戒したからです。

 とりあえずジャンボ系から植え始めました。一昨年から外皮をむいて植える「つるつる植え」をテスト的に始めました。今年はほとんどが「つるつる植え」です。皮つきのまま植えるよりも発芽が少し早くなります。

 2年かけて復活させたエレファントガーリックとジャンボ無臭ニンニクは、食べずにすべて種球として残してあります。一昨年、種苗会社から追加した島根県産と群馬県産の「ジャンボにんにく」はエレファントガーリックだと思います。念のため今年も畝を分けて植えました。

 ずいぶん前に農協のマーケットで買ったジャンボ無臭ニンニクは、エレファントガーリックほど大きくなくて、ホワイト6片種の 2L サイズよりも少し大きいくらいの品種です。使い勝手がよいので、こちらを復活させたくて食べずに残した次第です。

 期待のジャンボ無臭ニンニクは、とりあえずひと畝だけ植えました。種球の数が多くて、新たに開墾した場所が整い次第、残りを植える予定です。うまく育てばかなりの数が収穫できます。たくさん採れたら、来年の黒ニンニクはこれで作るつもりです。

 ジャンボ系ニンニクはリーキの仲間でアリシンの発生に時間を要しますが、2週間ほどかけて熟成させる黒ニンニクなら普通のニンニクと成分的に大差ないと思います。味はマイルドでフルーティー、おいしいです。

2024/09/15(日)固定資産税を含む共益費とは?

 マンションなどの集合住宅には、日常的な活動をするための共益費と、大規模修繕に備えた修繕積立金などの負担金があります。

 入居率を高めるために、これらの負担を低く設定する開発業者がいて、大規模修繕の費用がまかなえずに老朽化する事態が懸念されています。月々の支払いが少ないからと、こんなマンションに手を出したら後で痛い目に遭いそうです。

 前に住んでた公団分譲の集合住宅は、共益費に共有土地の固定資産税が含まれていました。各世帯に請求される固定資産税は、居住している「家屋」部分だけです。共益費の過半が共有地の固定資産税で、残りのお金でほかの経費を賄っています。

 一般的に税金を払う主体は個人か法人です。どちらにも属さない「管理組合」が支払うケースは稀のようです。不動産会社の営業は、そういう話を聞くは初めてだと言ってました。

 家内の相続税の件で相談した税務署員も「そんなバカな」と驚いてました。固定資産税は国税じゃなくて地方税です。納税先の市区町村が認めれば、個人や法人でなくても払うことができる、ということでしょう。

 そんなことから、賃借人さんには駐車場使用料だけを請求し、共益費と修繕積立金はこちらで負担しています。同じ団地の中で賃貸募集している物件情報を見ると、共益費と積立金を賃借人の負担とするケースが多いように感じられます。

 区分所有者が払うべき固定資産税や、いつ大規模修繕が行われるかわからない修繕積立金を賃借人に負担させるのは筋違いじゃありませんかね。そのぶん家賃が安く設定されているとしても、つじつまの合わない料金体系はトラブルの元です。

 今回、敬老会の弁当代を補助する一件で、共益費の内訳や使い道について検証してみました。少なくとも個人の弁当代を補助するためのお金じゃないのは確かです。

2024/09/14(土)自治会が敬老会の弁当代を負担?

 以前住んでた住宅公団の分譲住宅は、売却せずに賃貸して維持しています。家内が亡くなって私が相続したあとも賃借人にそのまま住んでもらっています。

 住宅の管理組合からは、理事会(自治会)の議事録が毎月送られてきます。区分所有者という位置づけです。そのなかに変なアンケートが含まれていました。

 地区の敬老会で月1回、弁当を食べて親睦を図る会があり、それに自治会から補助するのに賛成か反対かを問うものです。夫婦で参加したい人がいて、一人分を自治会から補助できないか運営主体から要請があったからだとか。

 こちらへ郵送する前に、居住者に案内した時点で猛反発があったみたいで、お詫びと釈明の文書が同封されていました。それを読むと、理事長や一部の理事が、敬老を名目に弁当代の補助に前のめりになっているのかわかります。

 個人の弁当代を補助するなんて、住宅管理組合がすることではないのに、この間の経緯やしがらみに囚われて、公平性と受益者負担の原則を見失っている印象を受けました。アンケートのほかに、意見書を書いて同送しておきました。

 なぜ一緒に弁当を食べるのが老人福祉なのか疑問です。参加者を募るのに弁当を用意するのは行政のよくやる手口です。弁当くらい出さないと老人が集まらないから、というのが理由だとしたらお粗末極まりない発想です。

 そこに夫婦で参加したい人がいて、団地の住人だけ認めるわけにはいかないから半分補助しろというのも、管理組合の自治会活動を理解していない安易な要望です。こんなのを真に受けて、住民や区分所有者に補助の賛否を問うなんて論外です。もともと筋違いで多数決で決めることではないでしょ。

 敬老会に参加して夫婦で弁当を食いたい人は、まだ社会的なつながりが期待できます。問題なのは、そういう行事や集いに参加しない高齢者です。「共助」を言うなら、そういう孤立した人をどうフォローするかじゃないですか。

 管理組合の理事会が原則に立ち返って再考するよう願ってやみません。
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