もう何年も前から自家製のアホエンオイルを料理に使っています。料理といってもサラダにかける程度のことです。アホエンは 80℃以上の高温だと分解してしまうので、加熱料理には使えません。
アホはスペイン語でニンニクのことです。材料はニンニクとオリーブオイルだけで作ります。潰したニンニクを2時間ほど放置してから油に入れ、55℃でさらに2時間ほど湯煎します。
すり潰した時点で細胞が壊れ、無臭のアリインが臭いのあるアリシンに変わります。常温で2時間ほど寝かすのは、アホエンが発生しやすい状態になるまでに少し時間がかかるからです。
湯煎の温度は 55℃~80℃です。80℃以上だとアホエンが分解してしいます。なるべく低めの温度がよさそうです。電熱器の保温モードがちょうど 55℃なので、いつもそれを使います。
今回は湯煎せずに常温で作ってみました。2時間放置してから油に入れ、常温で5日間寝かしたものがアホエンの含有量が多くて安定していると、青森県の研究機関が発表しています。
湯煎したものは時間の経過と共にアホエンの含有量が減っていくそうです。常温で寝かしたほうは減らないんだとか。それ以来、世間では湯煎よりも常温で作るほうが主流となりました。
いつも無くなってから慌てて作るもんだから、我が家は湯煎ばっかりです。ちょうどいい温度の電熱器もあるしね。でも今回は在庫があるうちに常温で作ってみました。

オリーブオイル 200g にニンニクが 37g です。常温で5日間寝かしてからニンニクを濾し取り、アホエンオイルだけにします。
使ったニンニクは、今年掘り上げた葉ニンニクの鱗茎です。葉を最後まで収穫せずに鱗茎を太らせたものの、やはり小粒なので剥くのに苦労しました。ジャンボニンニクや無臭ニンニクはアリシンの発生量が少ないので、アホエンオイル作りには不向きです。
何年か前までは育ててたけど近ごろはご無沙汰のバジルを植えてみました。独り暮らしだからたくさんは要りません。苗から育てればよかったのに、春先に買っておいた種からです。
苗なら2株買えます。悔しいから2鉢ぶん蒔きました。種を買ったのを忘れてて蒔くのが遅れたのと、定植するのものんびりしていて、ここへきてようやくバジルらしくなってきました。

まだ摘心してませんが、今度パスタ料理を作るときに先端部分を収穫する予定です。摘心することで分岐を促し、収量を増やす算段です。
ベランダ近くの庭先にこういうハーブ類があると重宝します。生の葉っぱはスーパーであまり見かけないし、売ってたとしても割高です。
ハーブといえば、門扉の脇にある植垣にローズマリーが植わっています。一般的にはヒイラギなど魔除けの小木を植える場所ですが、元あった犬柘植が枯れてしまったので跡地利用です。

ローズマリーには立ち性と這い性の2種類あって、這い性のほうを植えました。放置しておくと写真のように繁茂します。年に1回くらい大きく切り戻しますが、すぐに茂ってしまいます。ローズマリーは草じゃなくて木なんだよね。
今年は梅雨入りが遅かったけど、梅雨明けは早めでした。期間が短かったせいか、空梅雨じゃなくてそこそこ降りましたね。
ブルーベリーの収穫が最盛期を迎えようとしています。一気に暑くなるなかでの摘み取り作業は堪えます。熱中症に気をつけないと。
我が家のブルーベリーはラビットアイ系です。ブッシュ系に比べて収穫は遅めで、お盆過ぎまで採れる品種もあります。1本だけでは受粉しないので、品種を変えて何本か植えてあります。
立ち性のと匍匐性のと混在です。日当たりの関係で、立ち性のを北側にするといいのですが、植えるときはそこまで気が回らないので逆になってしまいました。育ったときのイメージがわかないしね。
品種によって熟した時の実の大きさも違います。大きなのだと直径が 2cm 近いのもあります。不思議なもので、大実の品種は熟す前は小粒です。薄緑の小さな実が鈴生りになっているなかで、紫色に熟した実だけが大きくなっています。

一気に熟さないから2~3日ごとにこまめに収穫しないといけません。付け根がまだ赤い未熟果は次回に回すようにしていますが、実際には少し赤い程度のが混じります。室内で1~2日保管しているうちに追熟されて完熟果と同じ程度になります。
完熟果は日持ちしないから、こまめに冷凍しながら貯めていきます。ある程度貯まったらジャムにして保存します。瓶詰してから再加熱して脱気すれば、翌年の収穫時期まで保存できます。
7種類ある品種の中でホームベルだけは収穫せずに放置しています。あまり食味がよくないとされている品種ですが、授粉木としては優秀です。鳥さん専用ですね。収穫するのをやめてから、ほかの木の食害が少なくなった気がします。
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