去年植え付けたジャンボ系ニンニクの種球は、乾燥させ過ぎたせいか発芽が揃わず、今年の収穫はさんざんでした。その反省にたって、今年の種球は新聞紙に包んで冷蔵庫で保管し、植え付け前の9月上旬に常温に戻しました。
例年は9月下旬に植え付けますが、今年は残暑が続いていたのでどん詰まりの9月末日に播種しました。それでも気温が 30℃近い日が続いたせいか、なかなか発芽しません。黒マルチを全面にしたから地温はかなり高めです。
普通はマルチに穴をあけるか既製の穴あきマルチを使います。我が家のやり方は播種してから畝全面にマルチを張ります。発芽すると芽がマルチを突き上げて三角テントを張ったみたいになるので、そこを手で破って芽を露出させます。
気が付くのが遅れるとアウトですが、作付け面積が狭いのと、雨天以外は毎日のように見回っているので、いままでこのやり方で失敗したことはなかったですね。

[播種した畝は大小3つと右手に1つ]
鱗片を植えた畝は全部で4つ。もう3週間になるのにまだ1個も発芽していないのが気がかりです。播種からひと月経っても芽が出ないようなら、マルチをめくってチェックするつもりです。
今週から急に気温が下がってきました。日昼の最高気温は、10℃近い下落です。温室での冬越しに備えて、パッションフルーツの大苗の蔓を整理しました。最低気温が連日 10℃を下回るようになったら温室に移動します。
実をつけている株が少ないから来春の収穫は期待薄です。実を育てるのにエネルギーを使うより新芽が早く育つほうが大事です。来年に期待ですね。
今朝、鉢植えに水遣りしてたらパッションフルーツの葉に大きな毛虫が張り付いているのを見つけました。しかも葉っぱが喰われて欠けています。
日本にはパッションフルーツの葉を食べる虫はいないと聞いてましたが、現場を押さえたのは初めてです。卵から孵ったのなら何匹かいてもよさそうです。でも周りを見ても他にはいないみたいです。どこかから這ってきたのかも。
すぐに写真を撮っておけばよかったのに、朝飯を食べてるうちにいなくなっていました。まだ葉っぱは残ってるし、近くに移動した形跡もありません。ひょっとして蟻に落とされたのかしらと地面を見渡しましたが見つかりませんでした。

[毛虫に食われた葉っぱと蕾にたかる蟻]
パッションフルーツは、葉っぱの元のほうや蕾の側面にイボ状の突起(写真の矢印)があって、そこから蜜を出して蟻を呼び寄せます。葉を食い荒らす幼虫を撃退するためだと言われていますが、日本には天敵の蛾や蝶はいないとされてきました。
初めての発見だったのに、メシ食ってる場合じゃないだろ、おい! 動かぬ証拠を撮り損ねて何が「写真は科学」だ!と、深く反省。
ムービー隊の音声担当が竿からぶら下げているマイクみたいに、毛むくじゃらで灰色のやつです。記憶を頼りにネットで調べたところ、「スジモンヒトリ」の幼虫がいちばん似ている気がします。
一般的な名称は「クマケムシ」だそうです。Wikipedia によれば、幼虫は食樹・食草は選ばない、とありました。パッションフルーツの葉を食べても不思議はないわけです。
家庭菜園の畝の中まで蟻に巣を作られて、何か対策をと考えていたところ、アリメツという薬が効果的との情報を得ました。自然由来の成分で、市販されています。
近所の薬局には置いてなかったので、アリメツの成分のホウ酸を買って自作することにしました。重量ベースで約半分が糖分、ホウ酸が 6%、残りは水です。とりあえず 100g 作りました。
駐車場に面した土留めの上に置いたら、すぐに蟻が寄ってきました。もともと庭に比べて蟻の出没数が少ない場所ですが、2日もするとほとんど姿を見なくなりました。効果はあったみたいです。

[背の低い容器が効果的。このあと裏返しで使ってみた]
裏庭の家庭菜園にも置きました。しばらくして見ると、目をこらさないと見えないくらい小さな蟻がいっぱいたかってます。なんちゃらヒメアリってやつですかね。大きさは小さいけど数が多いからあなどれません。木の杭の地中部分に巣を作られて、とうとう倒されてしまった苦い経験があります。
大きな蟻は寄り付く気配がないので、肉食系かと思い、賞味期限切れのカツオ粉を混ぜたのを横に置いてみました。食いつきがよくないところをみると、カツオ粉は合わないのかもしれません。
賞味期限切れだから? それはないでしょうね。
まぐろのフレークがいいとの情報もあります。でも、そのためにひと缶開けるのもなんだしなぁ。畝の中に巣を作った蟻は肉食系じゃないと仮定して、当面は甘味系一本でいくことにします。
しばらく放置しておいたらトレイのアリメツは雨できれいに流れてました。新しいのを入れておきましたが、周りを見渡すと歩いている蟻がほとんどいません。どうやら効いたみたいです。
蟻を全滅させるのが目的ではなく、蟻の巣の数を抑制するのが狙いです。少なくとも畝の中に作られた巣は駆除したいとの思いから始めた作戦ですが、アリメツで目標以上の成果が得られたみたいです。
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