2014/08/30(土)メロン版「みにくいアヒルの子」

 ひと月前に2株とも萎れて撤収したミニメロンは、コガネムシの幼虫に根をやられたのが原因でした。これで終わりと思いきや、実は剪定したツルから挿し木苗にしたのを地植えしていました。

 植えた時期が遅かったので、実は2株に各1個生っただけでした。ひとつは自然交配で根元近く。もうひとつは伸びたツルの中ほどで、こちらは人工交配です。
 玉が小さいうちは気がつかなかったのですが、人工交配したほうの実が、育つにつれ様子が変です。スイカのような縞が出始めて、そこが筋状にへこんでいます。しかもユウガオみたいに下膨れで変な形をしています。網目メロンのはずが、「みにくいアヒルの子」になってしまいました。

 傷んだ箇所から虫食いされたので、収穫して切ってみると、中身は赤系のメロンでした。本来は緑系のはずです。夜に食べようと、とりあえず冷蔵庫です。(家内はメロンが大好き)

 どうしてこうなったのか知りたくて、育苗元の種苗会社にコメントと写真をメールしました。何かの拍子に「先祖帰り」したのかもしれません。
 しばらくしたら電話が掛かってきました。その種苗会社からです。それにしても対応が早いですね。

 写真を見て、すぐわかったそうです。接木苗の台木から生った実との見解でした。台木って・・・定植した初期の段階で芽は摘んでいるはずです。電話してきた人もそれを不思議がっていました。

 本来できるはずの網目のミニメロンに比べれば味は劣る、とか言ってました。そりゃ台木よりもおいしい実が生って当然です。
 その夜、家内と半分ずつ食べたら、先月食べた未熟のミニメロンより甘くておいしかったです。(うまいじゃん!)

 今朝、もう一方のミニメロンが自然にツルから離れていました。しっかり網目ができて、濃い黄色に色づいています。種苗会社の人が言うように、台木のメロンよりもおいしいことを期待しましょう。
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