メッセージ

2008年01月26日の記事

2008/01/26(土)フィルムはどうなるの?

 ISO800のネガフィルムの話をしていて、ちょっとキナ臭い匂いが漂ってきました。「2010年終焉」説って、何なんでしょうね。フィルムがいつか市場から姿を消すのは時間の問題だとは思いますが、それが2010年という根拠はどこにあるのでしょう。

 銀塩(フィルム)が写真の主役から転落したのは、まだほんの少し前です。市場原理は厳しいもので、これから伸びていく商品と、今後衰退していく商品とでは、正反対のベクトルが働きます。「高い土地に土盛り」という諺どおりです。
 確か2005年だったと思いますが、FUJIFILMは2010年までに銀塩から撤退する―という噂が流れました。火のない所に何とやら・・・ 多分、放言タイプの誰かの口からポロリと漏れたのだと推察します。

 その後、2006年のFUJIFILM新年交礼会で、トップクラスが「3年後のフィルム需要は15%まで減る」と爆弾発言をしたそうです。これは伝え聞いた話なので、本当かどうかは保証できませんが、情報提供者はいいかげんなことを言うひとではないので、大筋でそんな話だったのでしょう。
 当時は大手写真商社の勝〇会長とか前時代を謳歌した長老たちが健在でしたから、先進的な小〇さんにしてみれば、「アンタら旧態依然としていて大丈夫かね?」という警告を発したかったのかもしれませんね。2010年の予測では漏れた噂を認めることになってしまうので、敢えて1年前の2009年の話をしたのだと、勝手に推測した記憶があります。

 あれから月日が流れて、もう2008年です。あと2年くらいでホントにフィルムが市場から姿を消してしまうんでしょうか? ちなみに、今年のFUJIFILMの新年交礼会は、例年の東京・大阪ではなく、東京だけだったそうです。
 もう、秒読みの段階に入ったんですかね。
 
OK キャンセル 確認 その他