2010/07/28(水)ビデオカメラの交換レンズ

 APSC サイズのミラーレス「一眼」ということで、ソニー NEX シリーズは、発売当初から売れ行きがいいそうです。デジタルカメラでありながら、フル HD の動画機能も備えています。独自のEマウントを採用したビデオカメラも発売されるようです。

 マウントアダプターを介して、いろいろな交換レンズが使えます。CONTAX G レンズ用アダプターも発売されました。
 注目しているのは、写真愛好家やカメラマニアだけではありません。ムービーファンにとっても興味のある存在です。ビデオカメラの交換レンズといえば、Cマウントです。

 135 フルサイズよりもひと回り小さい APSC サイズですが、一般的なビデオカメラのフォーマットサイズよりは大きいので、互換性の問題があります。
 焦点距離 25mm のレンズは、周辺がケラレて使えないものが多いみたいです。ビデオ用Cマウントレンズは、なぜか 35mm が少なく、25mm の上は 50mm です。標準レンズに相当するものがないのも不利な要素です。

 Cマウントのビデオ用レンズを使うつもりなら、マイクロフォーサーズのほうが規格としては向いています。16mm、25mm、50mm は、それぞれ 32mm、50mm、100mm 相当で使えます。
 デジカメとしては有利な APSC フォーマットも、ビデオカメラではオールマイティーとはいかないようです。

 ソニーがEマウントの交換レンズをどこまで揃えられるか? この点が、この規格を採用したビデオカメラが普及するかどうかのカギを握っていると思います。
 海外で先行して発売されるとのアナウンスですが、もちろん日本国内でも発売されるはずです。どういう展開になるか気になります。
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