2012/03/18(日)お役御免の町内会長
やっと町内会長をお役御免になったそうで、これからは土日のたびに呼び出されずに済むと言ってました。結構楽しんでいたフシもありますが・・・
任期中は、新しいことをするのではなく、いままでやってきた中で無駄なことをやめるのに専念したそうです。地域の中には必ず自治体の職員が何人か住んでいて、その人が役をやるたびに新しい行事が増えていくんだとか・・・
そのまま次年度に申し送られるので、引継がれた行事をこなすために役員が振り回されているのが実態だと言います。市からの補助金は税金です。税金を無駄使いするために奔走するのはやめよう、というのが先生の言い分でした。
昔、どこかの企業が盆踊りのために寄付した組立式の舞台は、何人載ってもびくともしない立派な骨組みだそうです。当時は町内にトビ職や土木関係の人が大勢いて、組み立てるのに苦労はしませんでした。
ところが、最近はそういう人がめっきり減って、役員はリタイアした元事務職みたいな人ばかりです。かなりの負担になっていたみたいです。
共に汗を流すのが地域の結束を高める、という意見もあったようですが、「汗を流すだけならいいが血を流すようなことになってはいけない」と、住民の手で組み立てるのをやめにしました。
実際に役をやってみて、これはおかしい、これは大変だと感じたことをできるだけ改善するのが、自分の役目だと言います。変えるべきところを変えるのには、それなりの勇気と決断が要ります。先生にとっては、「燃えた一年」だったようです。