2008/07/12(土)ローライ赤外フィルム
もともとヨーロッパは、モノクロームの写真が盛んな土壌です。カメラメーカーがモノクロフィルムを出しても違和感はありません。
このブログによく登場する「酸化セリウム」の先生は、以前はコニカのモノクロ赤外フィルムを愛用していました。ブローニーサイズです。
数年前に製造中止になり、ガッカリしてましたが、ローライからINFRAREDというモノクロフィルムが供給されたので、ひと安心です。問題は価格だけどね。
ブローニーの12本入りが、税別で21,500円します。税込だと1本あたり1,800円以上です。ロゴ入りの立派な木のケースに入っていて、まるで高級葉巻みたいです。(箱いらないから安くして!)
ローライ・モノクロフィルムはコチラを参照
いずれカラーフィルムも木箱入りでこんな価格になるんですかね。まったく手に入らないよりかはマシですが・・・
そうなったら、昔の中国のカメラマンじゃないけど、最良のシャッターチャンスがくるまでなかなかシャッターを切らない・・なんてことになるかもしれません。何十年か前の中国では、カラーフィルムは一般大衆が買える価格じゃなかったですからね。
価格以前に、外国の観光客が出入りするところにしかカラーフィルムは置いてありませんでした。隔世の感があります。
あまり大事に使っていると、そのうち有効期限が切れてしまいます。モノクロフィルムは、現像である程度カバーできますが、カラーフィルムはカラーバランスが崩れてしまうので、融通がききません。
それはそれで使い道がある・・というひともいるけどね。