一昨年ほぼ全滅した旧ジャンボ系ニンニクを復活させようと、昨年植えた株が収穫できました。食べずに残しておいた一球ものと小さな鱗片のほかに、木子から発芽した小さな一球まで動員しての復活作戦です。

[今年収穫した旧ジャンボ系ニンニク]
旧ジャンボ系は2種類ありました。エレファントガーリックと、それより小さめの「ジャンボ無臭ニンニク」です。一昨年までは分けて植えていましたが、今年は「旧ジャンボ系」と一括りです。木子から育った小さな一球はもともと混在だしね。
復活させたいのは「ジャンボ無臭ニンニク」です。ホワイト六片の 2L サイズよりやや大きめの掌サイズで、鱗片もほぼ6片です。黒ニンニクにするのにちょうどよいサイズでした。
アリシンの発生量が少ないので「無臭」と呼んでいますが、アリインの含有量はニンニクとほぼ同じです。アリシンに変わるのに1週間ほどかかるそうです。熟成期間が約2週間の黒ニンニクなら普通のニンニクと出来具合に大きな違いはないでしょう。味はフルーティーでマイルドでした。
エレファントガーリックは、2年前に種苗会社から買って植えつけたのが今年も収穫できました。今回は島根県産2世が頑張りました。

[掘り上げた島根県産2世]
こちらは旧品種の復活に頼らなくても大丈夫のようです。もう1年は島根県産2世と群馬県産2世、旧エレファントガーリックを分けて育てるつもりです。品種的に大きな違いはないみたいだけどね。
例年なら梅雨入りの時季なのに、このところ晴天が続いています。ジャンボ系ニンニクも収穫時期を迎えていて、枯れが進んでもうこれ以上粘っても無理と判断した株から掘り上げています。
採り遅れて球割れぎみのもありますが、大きな鱗片は来期用の種球にするので問題なしです。さすがに6月ともなると、分球してない一球ものでもジャンボ級のがあります。こういうのは食べずに種球に回します。

一球ものがツラいのは、一株から1個しか採れないことです。一つだけなら食べるか植えるかのどちらかです。分球してれば5~7片あるから、大きいのを種球にして小さいのは食用に回せます。
去年採れた種球は、群馬県産で大きなものから順番に、日照時間の長い畝に植え付けました。収穫量の少なかった島根県産は、家屋に近くて午後から日陰になる畝に植えました。群馬県産が本命のはずでしたが……
結果は逆で、日当たりのよい畝は育ちが悪くて、もうほとんど終わってます。日照時間の短い島根県産は大きさも揃っていて、これからまだ少し鱗茎が太りそうです。これは品種の問題じゃなくて土作りの出来具合で差が出たみたいです。他の畝に植えた群馬県産は、鱗片が小さかったにもかかわらず、そこそこ育っているからです。

[日照時間の長い奥の畝は早々に終了]
日照時間の短い畝は、まだ枯れが進んでなくて収穫適期は来週あたりになりそうです。梅雨入りはまだみたいだから、枯れた株から順番に掘り上げることにしましょう。
今年植えた青ゴーヤ2株は順調に育っています。いつも出遅れ気味の白ゴーヤは、青ほどではないけどそこそこ育っています。今年も豊作の予感が……
と言いつつ、本命のあばしゴーヤの株元を見ると、なにやら別の品種の葉っぱが出ています。どうやら接ぎ木苗の台木から発芽したみたいです。見たところカボチャの葉のようです。

昔から「二兎追う者は一兎をも得ず」と言うように、欲を出してどちらも収穫しようなんてのはダメです。台木用の品種だから育ったところで美味しいカボチャが採れるかどうかは疑問です。
このまま放置すると台木のカボチャが育ってゴーヤの成長が止まってしまいます。今のうちにバッサリ切ることにしました。
採り損ねた落ちこぼれの種から発芽したのもあります。こちらも欲を出さないで早めに摘み取るようにしています。場所が狭いから競合するし、育っても去年と同じ実が生るとは限らないしね。
OK
キャンセル
確認
その他