2024/06/05(水)ジャンボ系は枯れてから収穫

 例年なら梅雨入りの時季なのに、このところ晴天が続いています。ジャンボ系ニンニクも収穫時期を迎えていて、枯れが進んでもうこれ以上粘っても無理と判断した株から掘り上げています。

 採り遅れて球割れぎみのもありますが、大きな鱗片は来期用の種球にするので問題なしです。さすがに6月ともなると、分球してない一球ものでもジャンボ級のがあります。こういうのは食べずに種球に回します。

球割れぎみの鱗茎と一球もの

 一球ものがツラいのは、一株から1個しか採れないことです。一つだけなら食べるか植えるかのどちらかです。分球してれば5~7片あるから、大きいのを種球にして小さいのは食用に回せます。

 去年採れた種球は、群馬県産で大きなものから順番に、日照時間の長い畝に植え付けました。収穫量の少なかった島根県産は、家屋に近くて午後から日陰になる畝に植えました。群馬県産が本命のはずでしたが……

 結果は逆で、日当たりのよい畝は育ちが悪くて、もうほとんど終わってます。日照時間の短い島根県産は大きさも揃っていて、これからまだ少し鱗茎が太りそうです。これは品種の問題じゃなくて土作りの出来具合で差が出たみたいです。他の畝に植えた群馬県産は、鱗片が小さかったにもかかわらず、そこそこ育っているからです。

日照時間の長い奥の畝は早々に終了
[日照時間の長い奥の畝は早々に終了]

 日照時間の短い畝は、まだ枯れが進んでなくて収穫適期は来週あたりになりそうです。梅雨入りはまだみたいだから、枯れた株から順番に掘り上げることにしましょう。

2024/06/02(日)ゴーヤからカボチャの芽が出た

 今年植えた青ゴーヤ2株は順調に育っています。いつも出遅れ気味の白ゴーヤは、青ほどではないけどそこそこ育っています。今年も豊作の予感が……

 と言いつつ、本命のあばしゴーヤの株元を見ると、なにやら別の品種の葉っぱが出ています。どうやら接ぎ木苗の台木から発芽したみたいです。見たところカボチャの葉のようです。

ゴーヤからカボチャの葉が出た

 昔から「二兎追う者は一兎をも得ず」と言うように、欲を出してどちらも収穫しようなんてのはダメです。台木用の品種だから育ったところで美味しいカボチャが採れるかどうかは疑問です。

 このまま放置すると台木のカボチャが育ってゴーヤの成長が止まってしまいます。今のうちにバッサリ切ることにしました。

 採り損ねた落ちこぼれの種から発芽したのもあります。こちらも欲を出さないで早めに摘み取るようにしています。場所が狭いから競合するし、育っても去年と同じ実が生るとは限らないしね。

2024/05/28(火)一球ものは一片種とは違う?

 エレファントガーリックなどのジャンボ系ニンニクを育てていると、鱗片に分かれていないミニ玉ねぎみたいなのが採れます。我が家では「一球もの」と呼んでますが、それとは別にもともと鱗片が丸いままの品種もあるようです。

 中国の山間が原産地で「一片種」とか「プチにんにく」の名称で売られています。ヒマラヤの麓と言っても山々が 7000m 級だから、標高が 2000m くらいの高原です。日本では冷涼地に相当します。

 中国からの輸入もの以外に国産品が出回っていないところを見ると、育つ環境が限られるようです。天津甘栗みたいなもんですかね。ほかの土地で採れた栗ではダメなんだとか。

 ジャンボ系の一球ものは、種球1個から一つしか採れません。年を重ねるごとに大きくなっていくだけです。最後は分球して鱗片が5~7個のジャンボニンニクになります。

 一方、一片種やプチにんにくは、丸い球が何個かサトイモみたいにかたまって採れます。球割れした採り遅れのニンニクが、半月状の鱗片じゃなくてまん丸い球の集まりだと想像してみてください。

 手に入る機会があれば一度育ててみたい気もしますが、単に丸いニンニクが欲しいだけなら、ジャンボ系の一球もので十分です。こちらは木子から育てたミニサイズから、栗よりも大きなものまで手に入ります。日本中どこでも育つしね。

ジャンボ系ニンニクの一球もの
[ジャンボ系ニンニクの一球もの]

 写真の丸い球は鱗片に分かれる前の状態で収穫された一球ものです。早めに地上部が枯れたので掘り上げました。右端の大きいのは、今年の秋に植えると来年には鱗片に分かれた普通の鱗茎になります。小さいのは一回り大きい球で終わるかもしれません。

 左端の黄色い小さな粒は木子(きこ・きご)です。鱗芽とかいろんな呼び名があるようです。一球ものにも小さな木子がいくつかくっついています。

 これから発芽した株は、豆粒大の小さな一球ものになります。それを何回か植え直すとジャンボニンニクになるそうですが、シチューにちょうどいいサイズなので、ほとんど食べちゃいます。

 木子は発芽率が悪くて「植える」というよりは「ばら撒く」といった感じです。あまり乾燥させないで早めに土に混ぜ込んだほうが発芽率がいいように思います。

 今年発芽しなくても来年発芽する可能性があります。親株がダメになったときでも子孫を残せるように作られた自然の仕組みです。来年のほうが発芽率がいいかもしれません。いま生えてるのを収穫したら、跡地にすぐにばら撒いときましょうかね。
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