2012/06/05(火)疎遠だったレンジファインダー機

 カメラのデジタル化で、レンジファインダー機が復権すると踏んだわけですが、自分自身は一眼レフの申し子みたいなもので、RF 機とは疎遠でした。いまでも持っているのは、義父の形見の Canon P くらいです。
 50mm F1.8 は曇りが出やすいみたいで、一度クリーニングしてもらいましたが、また雲ってしまいました。バルサムの品質ですかね。いまはそのままにしてあります。

 付き合いで買った中古のライカ M3 は、一度もフィルムを通さないうちに、中古屋のオヤジに無理やり奪われてしまいました。よっぽど欲しかったみたいです。(いい値段でした)
 それ以来、ライカは自分には縁のないカメラだと割り切りました。結果として、レンズ沼に沈まずに済んだわけです。

 CONTAX G システムは、G2 とレンズ5本が手元に残っています。この機種は、RF 機とは言えないかもしれません。「AF レンジファインダー機」とでも言うべきでしょうか?
 ビオゴンタイプのワイドレンズが使いたくて買いました。ディストーションのない広角は魅力ですが、ファインダーで正確なフレーミングができないのが難点でした。とくに 21mm とホロゴンは外付けファインダーです。一眼レフではないから、仕方のないことですが・・・

 フィルム時代のシステムは、フィルムが手に入るうちはアナログで楽しむのが筋だと思います。ところが、G シリーズのビオゴンは、デジカメなら TTL 画像で正確なフレーミングが可能になります。ビオゴンを一眼レフ感覚で使ってみたい気持ちが、次第に強くなってきました。
 とはいえ、そのままの画角で撮影できるデジカメは、まだありません。ライカ M9 に装着するには、M マウント改造が必要だし、ライブビュー機能がないから、TTL 画像は見えないことになります。カメラの価格からしても現実味のない選択です。

 仮に、FUJIFILM から X-Pro1 用の CONTAX-G アダプターが出て、ファインダーのフレーム表示や露出計の連動が可能になったとしても、自分は買わないだろうと思います。デジタル写真が撮れるというだけで、フィルムで撮影するよりも大きな利点があるわけではないからです。
 ビオゴン 21mm を 32mm 相当で使うために、X-Pro1 のボディーを流用するのは、開発者に対して失礼にあたるような気がします。XR14mm が発売されたら、そちらを使うのが筋でしょうね。
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