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2012年06月16日の記事

2012/06/16(土)Ubuntuのアップデートができない

 Ubuntu 12.04 にアップグレートしたはいいけど、事務所のパソコンでアップデートしようとすると、エラーが出るようになりました。「パッケージシステムが壊れています」という警告が出て、そこから先へ進めません。
 サードパーティーのレポジトリを使っていないか?とか、端末からコマンドを打ち込むように案内が出ますが、どれも解決には結びつきませんでした。

 この症状は、かなり前のバージョンからあったようで、ネット上には解決策がいくつか出ていました。Ubuntu は、競合関係があるとアップデートできない仕組のようで、ここは自分で解決するしかなさそうです。
 普通は端末から、「sudo apt-get install -f」とコマンドを打ち込めば、自動的に直るみたいですが、今回はエラーの山で、解決できませんでした。

 エラー内容を見ると、どうやら LibreOffice 関係のファイルが競合しているようです。とりあえず一旦削除しようと Ubuntu ソフトウェアセンターを開くと、問題解決までは追加も削除もできないと、つれない警告です。
 それなら手動で問題のファイルを削除するしかないと思い、ファイルシステムから辿っていくと・・・ 通常のユーザー権限ではゴミ箱に捨てられないファイルがありました。(困りましたね)

 Ubuntu は、root 権限では起動しないようになっていて、端末から指示するときは、コマンドの頭に「sudo」を付けることで管理者権限が使える仕組になっています。それで削除できなかったということは、root 権限を使って削除するしかなさそうです。
 慣れないコマンド操作で、うっかりタイプミスすると致命傷につながります。初心者は GUI 環境で操作したほうが無難です。
 コマンドは、「sudo nautilus」。あとはファイルシステムを開いて、問題となりそうなファイルを削除していきます。LibreOffice 関係は一旦すべて削除しました。

 あれこれやった挙句、ソフトウェアセンターは復活し、アップデートマネージャーも一部を除いて作動しました。セキュリティーアップデートと推奨アップデートで、各2個の修整ファイルがエラーになるだけです。これでしばらく様子見ですね。(自宅の Ubuntu は、正常に動いています)
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