2012/03/15(木)ポストカードの貼付機
ハガキの最小サイズは 9×14cm です。これより大きくないと、50 円で送れなくなるので、切り過ぎは禁物です。普通は、官製ハガキのサイズから各辺 2~3mm カットすればクリアできるようです。
ラボ仕上のポストカードは、紙厚の薄い 102mm 幅の専用ロール印画紙を使っています。現像後ロールのまま巻き取って、貼付機にかけてハガキと貼り合せます。薄手の印画紙でも両縁を裁断するのは、貼り跡をきれいに整えるためです。
貼付方法は2種類あって、ロール状の両面テープを使うものと、液状の糊を使うものがあります。ラボの大半は糊貼り式です。コストが安いからです。糊自体は1枚あたり1円もしないはずです。
両面テープは1枚あたり数円のコスト増となります。その代わりメンテナンスが楽で、少量の制作にも対応できます。糊貼り式は、使うたびにパーツを洗浄しないと固まってしまいます。1件だけのために機械を動かすのは非効率です。
ある地域ラボの本店は、貼付機を両方とも設備していて、閑散期は両面テープ式、繁忙期は糊貼り式を使っていました。
官製ハガキの貼り損じは、コスト増につながるから責任重大です。貼付機の操作は社長が担当していました。
年賀状を貼り付けるところを見せてもらったら、速いですね。すごいスピードです。でも、ときどきエラーで止まります。それを見越して余分にプリントしてあるそうです。1~2枚を後で再プリするより、そのほうが効率がいいんだとか・・・
昔、ミニラボ店によく置いてあった両面テープ式の小型貼付機 NPH-1 は、全自動といいながら、しょっちゅう止まっていました。店の人は「人張り付け機だ!」とこぼしてましたが、地域ラボにあった大型の貼付機は、どうやら「社長張り付け機」だったみたいです。