2012/05/09(水)一足お先に金環食

 事務所のパソコンを Ubuntu 12.04 にアップグレードしましたが、日ごろは Windows 7 ばかりで、ほとんど使っていない状態です。たまには使ってやらないと・・と思い、天文ソフトを入れてみました。プラネタリウムです。
 日没時刻を過ぎたのに、なんか様子がおかしいと思ったら日中モードでした。デフォルトの現在位置がフランスになっていたので日本に変更してと・・・

 そういえば、今月 21 日早朝に金環食があります。どういう進行状態なのか、シミュレートしてみることにしました。時刻を朝6時にセットして、画面をどんどん拡大していくと・・・
 で!出ました、大きく輝く太陽の隣に真っ黒な月が寄り添っています。画面からはみ出してもまだ拡大できます。それでは大きすぎるので、画面に収まるほどよい大きさにすると、日周運動で太陽が右上に移動していくのがわかります。太陽に黒点があるのがリアルです。

 まだ日食は始まっていませんが、周りの星を表示させると、13 日に合(ごう)の木星が水星よりも太陽近くにいました。水星は 27 日に外合です。プレアデス星団(すばる)もすぐそばです。今回は金環食だから、食分が最大になってもこんなふうには見えないと思いますが・・・
 時間の経過とともに刻々と日食が進んでいきます。動く壁紙ですね。現実の世界と違うから、お天気の心配もないし、何度でも繰り返せるし・・・
 北緯 35°、東経 138°だと、7時 34 分ごろに食分が最大になりました。専用の観測グラスとかは要らないので、何分でも見ていられます。

 巷では平安時代以来とか騒いでいますが、日本で見られるのは珍しいというだけで、金環食は天体観測の対象外です。皆既日食と違って、コロナやプロミネンスは観測できません。失明の危険を冒してまで見る価値はない現象です。(でも見たいんだよね)
OK キャンセル 確認 その他