メッセージ

2012年05月02日の記事

2012/05/02(水)レガシーOSの使い道

 サポートの切れた基本ソフトを「レガシー OS」と呼んでいます。一般的には延長サポートも終了して、ベンダーからのフォローがなくなったものを指すようです。XP は延長サポート中ですが、Windows 2000 はレガシー OS です。2010 年7月に Microsoft からのサポートがすべてなくなりました。

 企業がレガシー OS を使い続ける主な理由は、使用中のソフトが新しい OS に対応していないことと、システムを更新する予算がないことです。背に腹は替えられないというやつです。それは個人でも同じですが・・・

 個人ユースで辛いのは、対応するセキュリティーソフトがなくなったり、最新バージョンのブラウザが使えなかったりすることです。OS を更新したために、使用中のソフトが使えなくなるリスクより、これから使えるソフトがなくなっていくデメリットのほうが、次第に大きくなります。

 現に、Windows 2000 を提供していた Microsoft のブラウザは、Inernet Explorer 6 で打ち止めです。7 や 8 は使えません。(使えるという話があったら眉唾ものです)
 他社の Fire Fox は、新バージョンでも対応していましたが、今度の 12 が最後だそうです。いつまでも古い OS のフォローに拘っていては、新しい機能を採り入れられないからでしょう。それ以降は Opera を使ってくれとの案内でした。

 ベンダーからのサポートがなくなったということは、アップデートする必要はもうないわけです。同様にアップデートをしない(あるいは必要のない)アプリケーションと組み合わせて、スタンドアローンで使うぶんには、実用上の問題はないはずです。
 ほかの PC と比べて、セキュリティー面ではいちばん安全かもしれません。ウィルスは USB メモリーなどからも感染するから、万全とは言えませんが、危険度はグッと下がります。

 家庭環境で、スタンドアローン PC の使い道があるかどうかです。家計簿をつけるためだけに1台あてがうのは非効率だし・・・
 XP 互換モードだなんて言ってないで、最新 OS で動かない旧アプリを一手に引き受けるマシンにするのが賢明かもしれません。さしづめコンピューター名は「姥捨て山」か、それとも「宝の山」か・・・
OK キャンセル 確認 その他