メッセージ

2009年02月12日の記事

2009/02/12(木)写真スタジオは敬遠

 2月の京都展は、婚礼衣裳や和装の新作発表がメインですが、写真スタジオの台頭で、七五三衣裳や子供ドレスを扱う企業が目立つようになりました。

 ブライダル関係は月・火の2日間、子供衣裳は水曜日までの3日間開催します。最近では、スタジオがらみの来訪者が多くなったと聞きました。
 「結婚式の写真を上手に・・」というサイトを運営している以上、ブライダル衣装の動向は見ておく必要があります。きちんと名乗れば、取引の有無に関わらず中を見せてはもらえます。

 単独で展示室を借り切っているような大手だと、エリアの担当者が名刺を持って飛んできます。
 最初に「スタジオ関係の方ですか?」と聞かれることが多いですね。写真スタジオでブライダル衣装に力を入れているところは少ないから、写真がらみの客は商売にならない・・というのが通説です。
 注文書を持って張り付かれても困るので、「まぁそんなところです」と答えておけば、「ゆっくりご覧になってください」とかなんとかいって離れていきます。内心は、早く帰ってほしいのでしょうが、京都らしく言い方は遠まわしで丁寧です。

 暇そうなブースでは、営業マンから声をかけられ世間話をすることがあります。写真スタジオでないとわかると安心するのか、本音が聞けたり、業界の裏話が出たりします。
 「昨日は写真スタジオの冷やかしばかりで、来場者の割にはサッパリだった」とかいう声をよく耳にしました。やっぱりスタジオ系は、商売にならないようです。
 1着20万も30万もするドレスを撮影用に仕入れるスタジオは、まずいないでしょうね。来てもただ見るだけです。

 数年前までは、ブライダル関係はここ、七五三関係はあそこと、会館ごとに業種が異なるのが普通でした。ウェディングドレスの業者と七五三衣裳の業者が、おなじ展示室にブースを構えることは、まずありませんでした。
 撮影用の衣裳を扱う業者が、たくさん進出してきた結果のようです。
OK キャンセル 確認 その他