2008/01/29(火)少なくなった写真の年賀状

 毎年、1月下旬になると「お年玉年賀ハガキ」の当選ナンバーをチェックするのが慣わしです。当っていても切手シートくらいですけどね。でも、自宅に置いてあるマッサージ機は、年賀状で当ったヤツです。もらいものですけど。

 写真のポストカードが全盛期のころは、ラボ(現像所)に軽トラで2-3台分の景品が届いたそうです。誤字脱字などの失敗分だけでそのくらい当っていたのですから、全体ではすごい処理量だったことがわかります。それにしても、ずいぶん失敗したもんですなぁ。
 ポストカードは数十枚から数百枚単位です。ちょっとしたミスで、せっかく作った製品がボツになってしまうので、作るほうは神経を使うでしょうね。昨年も知り合いの写真屋さんが痛い目にあったそうです。干支を間違えて前年の猪のまま作ってしまい、数百枚がボツとなりました。メーカーが供給するテンプレートは、2年分のものがあるので、注意しないとね。

 本物の印画紙を使ったポストカードは、ずいぶん減った感じです。その代わりインクジェット印刷が増えました。まったく見なくなったのは、モノクロ印画紙のポストカードです。FUJIFILMのWEBページで黒白印画紙の欄を見たら、ポストカードサイズは「出荷を終了いたしました」と書かれてました。納得。
 コダックはずいぶん前にモノクロ印画紙の製造をやめてしまいました。文化と伝統を重んじるヨーロッパでは、各国にモノクロの感光材料を専門にする企業がありました。でも、ドイツのアグファゲバルトは写真市場から撤退し、イギリスのイルフォードは縮小再建中です。そのうち、世界のどこか一ヶ所で細々と作るようになるんでしょうね。
OK キャンセル 確認 その他