2013/01/03(木)デジタルカメラの今年の傾向は?

 来週にはアメリカで PMA ショー(CES)が開催されます。2年に一度のフォトキナと違って毎年開催されてきましたが、諸般の事情で 2011 年の開催が昨年の1月にずれ込み、今年もそのまま継承する形です。昨年からは写真関連の PMA と家電関連の CES の同時開催になりました。今年も同様です。

 アメリカ国内需要の低迷もあり、日本のカメラメーカーは PMA をあまり重視しない傾向があるようです。リーマンショックの影響からか、キヤノンは PMA ショー2010 への参加を見送っています。前述のとおり PMA 2011 は 2012 年1月に順延で、開催されませんでした。かなりの苦境だったみたいです。
 元々この時期は CES の定番です。今年は1月末から2月初旬にかけて、日本のカメラショー CP+ 2013 が開催されます。アメリカで先行発表さる新製品が多いと思いきや・・・

 どうやら PMA@CES では、コンデジクラスの発表でお茶を濁すメーカーが多いみたいです。CES と合同になったことで、扱いがデジタル家電の一部みたいな位置づけに格落ちしたのかもしれませんね。本命の発表は、すぐ後に日本で開催される CP+ 2013 になりそうです。国内メーカーには CP+ を盛り立てたい思惑もあるでしょう。

 一眼レフは、昨年はフルサイズの新製品ラッシュでした。今年は APSC クラスのリニューアルの年になると予想されます。もしフルサイズの新製品があるとすれば、ミラーレス機だと思いますが、今年の前半には出そうもない雰囲気です。

 レンズ交換式のミラーレス機が好調の一方で、レンズ固定式の高級コンデジにも関心が寄せられています。SONY RX-100、RX-1 や FUJIFIM X10、XF1 あたりが善戦しているようです。画質の良さが支持されたからでしょう。デザインは好き嫌いがありますが、写りが良ければアバタもエクボで良く見えてくるものです。
 PMA@CES と CP+ では、このクラスの新製品が発表されるのでは?と期待しています。
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