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2012年11月13日の記事

2012/11/13(火)フィルムの在庫が少ないのに衝撃が

 カメラ系量販店の売り場をチェックしていて、フィルム在庫の少なさに驚きました。特殊なものまでカバーしていたものの、本数的にはフィルム最盛期の路面店並みの在庫です。いくら地方都市の支店でも、ここまで需要がないのかと衝撃を受けました。

 そういうこちらも Velvia 100F の5本パックが、期限切れで棚に転がっている状態です。店内を見渡すと、フィルムカメラのコーナーには、チェキのほかにトイカメラと KLASSE シリーズが並んでいるだけでした。(これじゃあね)
 個人的には、これまで趣味の写真はフィルムで撮ると決めていたのに、ここへきてデジカメを物色し始めたくらいだから、世間一般がフィルムから疎遠になっているのは当然かもしれません。それにしてもここまで需要が減っているのを目の当たりにすると、ちょっぴり寂しい気分です。

 レコードのプレス機よりもフィルムの生産設備のほうが大掛かりだと思います。アナログ写真はレコードみたいに生き残れないかもしれませんね。
 少し前に、元々の使い道とは異なる中古品は古物ではない、という話題を採りあげました。古銭がこれに相当します。フィルムカメラも古銭と同じ扱いになってしまうのでしょうか?
 銀塩式の一眼レフを下取りに出したら、ボディーは趣味のコレクション、レンズは中古の古物扱いと、別々の査定になったりして・・・

 とはいえ、手元にある銀塩式カメラに詰めるフィルムは、まだ手に入ります。なくなったらなくなったときの話です。いままでに、フィルムの規格が姿を消したために、古銭扱いになったカメラはいくらでもあります。ボルダ判、インスタマチック判、ラピッドフィルム、ディスクフィルムなど、枚挙にいとまがありません。
 いまのところ、手元にあるカメラでそういう憂き目に遭ったのは、インスタントカメラくらいですかね。フォトラマ 800 でしたっけ。
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