2009/01/11(日)ソフト系フィルター
パソコンの画像処理でもできますが、フィルターと同じ効果を出そうとすると、ある程度のテクニックが必要です。時間もかかるしね。
ソフトフォーカスといっても、ただボカせばいいわけではありません。ピントが合っていて、なおかつボケてなければ、ただのピンボケ写真です。
ソフト効果を出すには、いろいろな方法があります。
一般的なのは、光学フィルターの表面に凹凸をつけて、画像を散らすやり方です。デコボコ式と、小さなレンズをランダムに貼り付けたタイプと、2種類あります。cokinのセットに入っていたのは、デコボコ式でした。
フィルターの表面に切り傷をつけて、光を散らすやり方もあります。デュートは、同心円状に切り傷をつけたフィルターで、ハイライト部分だけにハロ(にじみ)が出ます。
そういう意味では、クロススクリーンも同じ原理です。切り傷の方向に光芒が出ます。ハイライト以外は普通に写るから、ソフトフィルターと思っているひとは少ないですが・・・
レンズの球面収差を利用して、ソフト効果を出すやり方もあります。フィルターワークというより、レンズ自体にソフト効果を持たせています。
ベス単(ベスト判単玉)のレンズを流用するひともいますが、専用の交換レンズが何本か出ています。PENTAXが熱心でしたね。6x7用まで出しています。
1枚もののクローズアップレンズを交換レンズとして利用する手もあります。ケンコーからパーツが出ていました。ACクローズアップは、2枚重ねだから、ソフト効果は望めません。安物のシングルレンズに限ります。
ここ一番のシャッターチャンスで、ソフトフィルターが手元にないときは、タバコのセロハンを使う手口もあります。結構ボケるので、ぜひお試しを・・・