2009/02/14(土)紳士服メーカーのドレス

 京都展で、大手ドレスメーカーのブースには、メンズ衣装も並んでいました。どこかの紳士服メーカーと提携しているようですが、メンズ専門の業者にしてみれば、競争相手が増える形になります。

 そんななかで、紳士服メーカーでウェディングドレスを一緒に並べているブースがありました。
 愛知県に本社があるメーカーで、中部地区では名の知れた企業です。ブライダル市場に参入したのは、比較的最近のようです。

 メンズ衣装はともかく、ウェディングドレスはあまりパッとしていない印象を受けました。表示価格(業者向け)は、ドレス専門メーカーに比べて、やや安めといったところでしょうか?
 おそらく自社生産ではなくて、海外工場から買ってきたものだと思います。とても紳士服専門メーカーのイメージアップにつながるとは思えませんが・・・

 京都展に誘ってくれた呉服卸の社長の話では、紳士服メーカーが呉服に参入したケースもあるとか・・・
 斜陽の呉服店に入り込んで、洋服への業態変更を勧誘するのが目的だったようです。そう思惑通りにはいかないと思いますがねぇ。
 ドレスを扱い始めた紳士服メーカーも、同じような狙いがあるのかもしれません。こちらもそう簡単にはいかないと思います。

 ある総合ラボの営業部長をやっていたひとが、このメーカーのオーナー親族だったこともあり、企業名はよく知っています。この部長、当時はジャガーを乗り回していたくらいだから、どこかの資産家の御曹司だとは思っていましたが・・・
 総合ラボ全盛時代を謳歌した人のひとりです。一緒に退社した部下のために、写真店を1軒出すなど、親分肌で気風のいい人でした。

 数年前に愛知万博の道路拡張で、店を閉めたという話を聞きました。元部下の店長がちょうど定年を迎えたし、デジタル化の波が押し寄せてきたことで、区切りをつけたようです。
 二人ともいまごろどうしているのやら・・・
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