2009/04/04(土)中判のデジカメ
子供写真館と違って、代々の写真館は画質を重視します。人物写真にデジタルカメラを使うのが遅れたのは、この画質へのこだわりがあるからだと思います。
135フルサイズの撮像板が登場し、画素数だけでなく1画素あたりの情報量が増えたことで、ダイナミックレンジの狭さは、かなり改善されました。それでもまだ満足できない先生方がいます。
中判のデジタル一眼レフは、コマーシャルフォトの分野では、かなり初期から使われていました。設備投資をしても回収できるだけの体力があったからです。街の写真館と大手のコマスタでは、営業規模が違います。
PENTAXが645のデジカメ開発を発表してから、ずいぶん時間が経ちます。HOYAに吸収合併されたので、立ち消えになるかと思っていましたが、今年のPIEで参考出品の形で展示されていたところをみると、まだ発売の可能性があるようです。
風景写真のアマチュア写真家で、PENTAX645シリーズを使っていたひとは、かなり多かった印象があります。
一方、写真館ではあまり使われていませんでした。発売されても、手元に交換レンズがなければ、一から揃えなければなりません。写真館に強いと言われたマミヤでも、645のデジカメは苦戦していたから、どうでしょうか?
アマチュアでも、手元にPENTX645を残しているかどうかですね。デジタル一眼レフを買うときに、下取で処分してしまったひとはかなりいそうです。
私は売らずにまだひと揃えレンズを持っていますが、互換性や撮像板との相性がどうか気になるところです。
それ以前にボディーの価格がいくらになるか?ですね。