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2009年04月22日の記事

2009/04/22(水)携帯カメラで撮る

 携帯電話にカメラが搭載されたときは、いずれ撮影専用のカメラに取って代わるだろうとの予測が出ました。いつも持ち歩いているケータイで写真が撮れれば便利です。

 現時点では、この予測は当たっていないようです。一眼レフは別格として、コンパクトタイプのデジカメは、いまでも売れています。
 ケータイ内蔵のカメラは、高画素化が進んでいます。まだ一部の機種だけですが、画素数だけ見れば少し前のデジカメと変わりません。それでもデジカメに衰退傾向がみられないのは何故でしょうか?

 ケータイ内蔵のカメラは、使用目的が違うのかもしれません。メモカメラみたいな使われ方が主流のようです。
 200万画素もあれば、L判のプリントにできますが、わざわざプリントにするよりも、メールに添付して飛ばすのが、ケータイならではの使い方です。

 ウェディングドレスの試着で、ケータイで撮った画像を家族に送って、「どちらがいい?」と意見を求める花嫁が、よくいると聞きました。その場にいなくても画像で情報を共有できるのが、ケータイカメラの特徴です。
 小さなモニターで見るだけなら、大きな画素数は必要ありません。通信代が高くつくだけです。

 あらたまった席で写真を撮るときに、ケータイを使うのは抵抗感があります。きちんとした写真は、やはりきちんとしたカメラで撮るのがマナーという「常識」が、定着しているように感じます。
 銀塩写真時代の名残でしょうか?

 メーカーとしても、ケータイとデジカメの両方が売れればラッキーです。ワンセグが普及しても、お茶の間からテレビがなくならないのと同じですね。
 フォーマルな席では、撮影専用のカメラが主流の時代が、しばらく続きそうです。
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