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2012年10月15日の記事

2012/10/15(月)フルサイズと画面の乱れ

 フルサイズ機の相次ぐ登場に、苦虫を噛んでいる人がいるようです。デジタル時代になってもまだライカ判に拘っていることへの嫌悪感からでしょうか? そんなに大きなフォーマットでは画面の隅が乱れると、余計な心配をする人もいます。いいじゃないの、四隅が乱れても・・・
 ダイナミックレンジの広さや、ワイドレンズがそのままの焦点距離で使えることに、魅力に感じる人のほうが多いと思いますがねぇ。

 フィルム時代の古いレンズを引っ張り出してきて、写りが悪いと文句をたれる人がいるそうです。しかもそれが他社製のレンズだったりして・・・
 ミラーレス機は、いまやマウントアダプターを使ってやりたい放題です。フルサイズのミラーレスが出たら、どうなるんでしょうね。ソニーが小型のフルサイズ機 RX-1 をレンズ固定にしたのも肯けます。

 画面の周辺部までシャープに写るレンズをフルサイズで作ろうとすると、大きくて重くて高いものにつきます。それが嫌だから小さいフォーマットのカメラを選んだ、という人もいます。ピクセル等倍にしたときに、四隅までバッチリ写っていないと気が済まない神経質な人は、4/3 サイズあたりがよろしいのでは?
 こちとら、画面の四隅がどうだろうと構わないタイプだから、面積でフルサイズの 1/4 しかないフォーサーズは、とりあえずパスですが・・・

 普及機と呼ぶにはまだ高いものの D600 あたりが売れ出すと、DX フォーマット(APSC)用のレンズをフルサイズで使う人が増えそうです。通常はクロップ機能で中央の 24x16mm を使いますが、自動切替を「しない」に設定し、撮像範囲設定を「FX 」にするとフルサイズで記録されます。当然ですが周辺部の画質は低下し、四隅がケラレて写らないことがあります。
 それにしても、ふた手間かけないと FX モードで撮れないとは、ちょっと用心し過ぎじゃございませんかね。もっとユーザーを信用してもいいような・・・

 あのレンズはフルサイズで使えるとか、○mm まではケラレないとかいった情報が、いままで以上に飛び交いそうな気配です。一方、キヤノンの EF-S レンズは、物理的にフルサイズ機には装着できないようになっているので、こういうした動きは出ないでしょう。
 ニコンは自社の優位性を有効活用していないのでは? わかっていても前面に打ち出せないところが、頭のお堅いあのメーカーのいいところなんでしょうけどね。
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