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2008年09月25日の記事

2008/09/25(木)ストロボのケラレ

 最短撮影距離が近くなって、便利になりましたが、ストロボ撮影では注意が必要です。とくに一眼レフに内蔵のストロボでは、ケラレが生じる可能性があります。

 離れた被写体を撮るときには、ストロボのケラレは現れません。至近距離では、被写体がレンズやフードの陰になることがあります。横位置画面で下のほうに半円形の影が写る現象です。
 最近流行りの花形フードは大きいから、とくにケラレが起きやすいですね。

 ストロボ光は事前に目で確認できないので、撮影したあとで気づくことが多いですね。デジカメならすぐに結果が確認できるけど、フィルム式だったらアウトです。
 カメラの説明書に注意書きがあるはずだから、手持ちのレンズでどのくらい近づいたらケラレが出るかチェックしておくとよいでしょう。

 外付けのストロボは、レンズの光軸と発光部の距離が離れるから、ケラレは出にくくなります。首が振れるタイプは、ストロボ自体の背が高いので、近距離撮影でのケラレ防止に役立ちます。
 照射角度が少し下げられる機種だったら、ヘッドダウンして使います。近くの被写体が照射角から外れるのを防げます。(撮ったあとで元に戻すのを忘れないように!)

 首が振れるストロボは、天井や壁にバウンスさせて撮ることができます。この方法ならケラレはまず出ません。天井や壁の広い面積から反射してくる光で撮るので、影が柔らかくなります。
 気をつけるのは、天井や壁の色です。白なら問題ありませんが、色がついているとその色が被写体に被ります。それを百も承知で、特殊効果を狙う手もありますが・・・

 このサイトの本文でも、外付けのストロボは首の振れるタイプを推奨しています。値段は高いけど、それ相応のメリットがあるからです。
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